平和精機工業は、マルチプロトコルコンバーター「MPC-1」を2024年1月下旬に発売する。希望小売価格は税込163,900円。
マルチプロトコルコンバーターMPC-1を使用することでLX-ePed 2、LX-ePed 2 Studio、LX-ePed PROを様々なデバイスから操作することが可能になる。各メーカーのPTZカメラ用コントローラーでの操作や、細かい設定ができるPC向け専用アプリでの操作など、運用の幅がさらに広げることが可能。IP通信にも対応しているため、遠隔でのオペレーションもできるようになる。
- 動作温度:-10° ~ +40°
- 大きさ:120 x 119.3 x 35.8mm
- 本体重量:0.3kg
- 電源:AC100V~240V
- 電源ケーブル:3m
- LANケーブル:3m
- USBケーブル:1.5m
- バッテリー駆動:オプション
MPC-1のポイント
各種IP通信対応
XC(キヤノン)、VISCA over IP(ソニー)、ONVIF、HTTP-CGIに対応しているため、VPNなどの強固なセキュリティのあるクローズドなネットワークにてIP通信を利用できる。これらのプロトコルに対応しているPTZカメラのコントローラーと接続し、ジョイスティックの上下で電動ペデスタルを昇降できる。
各種シリアル通信対応
NU(キヤノン)、VISCA(ソニー)、AW(パナソニック)、PELCO-P、PELCO-Dに対応する。これらのプロトコルに対応しているPTZカメラのコントローラーに接続し、ジョイスティックの上下で電動ペデスタルを昇降できる。
専用PCアプリでの操作
昇降のスピード調整や数値入力でのプリセット登録など、より細かい設定や操作のできる専用アプリケーション「LX-ePed PC APP」を使ったPC操作にも対応する。シリアル通信を利用する場合はUSBケーブルでPCと直接つなぎ、IP通信を利用する場合はLANケーブルを接続する。
簡単設定
MPC-1本体に液晶モニターとボタンが付いているので、パソコン等を使用せず各種設定が本製品のみで完結する。設定画面はシンプルでわかりやすく、各種プロトコルの変更も素早く行える。
安定した電源供給
電動ペデスタルからの給電はせず、別途電源を供給する仕様のため、安定した電圧で通信できる。
バッテリー駆動
付属のACアダプターからの給電方法に加え、電源のない撮影現場ではオプション品の「VM-12V」を使用することでVマウントバッテリーから給電することも可能。
緊急時の昇降操作
付属のリモコンが手元にない場合など、MPC-1をリモコンとして電動ペデスタルを昇降できる。