Blackmagic Designは、DaVinci Resolve 19.1.1アップデートを公開した。同社サポートページよりダウンロード可能。
今回のアップデートでは、タイムラインの再生ヘッド位置、イン点、またはアウト点にクリップをペーストできる機能を追加した。これにより、編集を適用する際の柔軟性が高まり、自分のワークフローに最適な方法を選択できる。
FusionFXによるクリップトランジションのプレビューが安定化。また、トラックコントロールも編集インデックスに正しく表示されるようになり、トラックの選択および無効化が簡単になる。
Fusionに関しては、球体マップ3Dツールで魚眼テクスチャーを使用する際にエフェクトが正しくレンダリングされるように改善。マテリアルや反射の操作が簡単になる。また、2ポイントのBスプラインポリゴンを用いたソフトエッジマットの作成が安定化したため、ソフトエッジマットを確実に作成が可能。さらに、カラーページでサムネイルタイムラインを確認する際、空間写真がより確実に表示されるようになるため、ショットをすばやく見て選択できる。
Fairlightに関しては、タイムライン再生時のオートメーショントリムのコントロールが改善され、クリップのトリムおよび調整をより確実に実行できるようになる。さらに、クリップフェードが含まれるAAFを読み込む際に、フェードの開始および終了レベルが正しく適用され、正確に再現されるようになる。
また、旧バージョンのオペレーティングシステムとの互換性が向上。旧世代のNVIDIAグラフィックカードでのH.265エンコーディングが高速化され、高画質かつ軽量な動画出力に対応。Mac Sequoia 15.1オペレーティングシステムにおいては、H.265のマルチパスレンダーが正確に実行されるようになる。さらに、Windows 10にMP4の新しいレンダーオプションが追加されたため、より多くの旧式のメディアプレーヤーと互換性が得られる。