ライカカメラは、ライカの写真がiPhoneでも楽しめるカメラアプリ「Leica LUX」の「Ver.1.1」(2024年8月)、「Ver.1.2」(2024年10月)、「Ver. 1.3」(2024年12月)を公開した。最新版では、モバイルフォトグラファーのクリエイティブな可能性をさらに広げる新機能を搭載し、高画質とアーティスティックな表現を実現できるライカならではの写真の世界をより楽しめるという。
フィヨルデン・エレクトラ社の創業者兼CEOであり、ライカで「Leica LUX」の製品責任者を務めるビクター・ヘニング博士は次のようにコメントしている。
「Leica LUX」はApp Storeにおいて世界中でトップクラスの評価を誇るiPhone用アプリにまで成長しています。ライカが誇る最高水準の写真撮影をスマートフォンにおいても可能にし、プロレベルのツールを使って創造力を自由に発揮しながら写真撮影を楽しめるようにしたい。そんなライカの強い想いがユーザーの皆さまに受け入れられた結果、このような高評価につながったと考えています。
2024年8月公開のVer.1.1と2024年10月公開のVer.1.2では、以下のような新機能と描写を再現できるレンズの種類を追加しており、さらに画像の仕上がりをコントロールできるように改善された。
撮影後でも画像の仕上がりと「Leica Look」の変更が可能に:
撮影後でも、描写を再現できるレンズの種類、絞り値、ピント位置、「Leica Look」の変更が可能になる。画角やピントの位置、仕上がりの雰囲気を変えられるだけでなく、前景と背景の距離感を調整して異なる印象に仕上げることも可能。
レンズの種類を追加:
「Summilux 90mm」(3倍望遠カメラを搭載したiPhoneのみ対応)と「Summilux 120mm」(5倍望遠カメラを搭載したiPhoneのみ対応)を新たに追加。ライカのプレミアムなレンズの描写を再現できる機能が望遠領域にまで広げた。
「Leica Look」を追加:
クリエイティブな表現の可能性を広げる新しい「Leica Look」として、「Leica Chrome」と「Leica Brass」を追加した。ライカの往年のフィルムカメラで撮影したかのような、タイムレスな美しさが宿ったアナログな雰囲気に仕上げることが可能。
「Leica Look」の調節スライダーを追加:
「Leica Look」の効果の強弱を0から100の間で細かく調節できるスライダーを新たに搭載。好みに合わせて自由自在にクリエイティブな表現を実現できる。
ロック画面のウィジェット機能を追加:
iPhoneのロック画面から直接、「Leica LUX」アプリを起動したり好みのレンズにアクセスしたりできるようになる。ベストな瞬間を逃さずスピーディーに撮影できる。
ライカは2023年にモバイルフォトグラフィー関連製品を手がけるノルウェーのスタートアップ企業のフィヨルデン・エレクトラ社を買収し、モバイル事業を拡大している。共同開発による成果として 2024年に誕生したのが、iPhone専用アプリ「Leica LUX」。「Leica LUX」は、ライカのレンズで撮影したかのような秀逸な描写とプロレベルの写真表現を世界中のiPhoneユーザーが実現できるようになる。