ケンコー・トキナーは、ぐるぐる効果と虹色のアクセントで主役を際立たせるレンズフィルター「Kenko レインボーハロ 82mm」を2024年12月13日(金)に発売する。希望小売価格は税込17,050円。
レインボーハロは、被写体を包み込むような渦巻き状のボケで主役を際立たせるレンズフィルターで、光源の取り込み方で虹色のリングやゴーストを出すことができる。
焦点距離や撮影距離、絞りや光源の取り入れ方で効果が大きく変わるため、撮影者のアイディア次第で新たな表現が生まれ、クリエイティブな写真・動画制作に役立つとしている。動画では被写体がちょっと動くだけで渦巻き状のボケが変化して面白い演出が可能だ。
渦巻き状のボケで主役に視線を引き付ける
被写体を包み込むような渦巻き状のボケで主役に視線を誘導し、際立たせる。中心部はシャープに写り、中心の被写体が渦状にぼけて周囲に写る。
フィルター使用、未使用の写真を見比べると、同じ場所を撮っているとは思えないほど周辺の描写が劇的に変化するのがわかる。
歪んだ異次元空間のように写ったり、インパクトのある躍動感を与えたり、爽やかな風のような表現だったりと、被写体やカメラの設定によって効果の印象も変わる。レンズの焦点距離、絞り、撮影位置によって渦巻き部分の出方は変わります。レンズの焦点距離が短いほど、渦巻きボケのエリアは広くなる。
余計な被写体をぼかす
人工物などの余計なものをぼかしたい時にも役立つ。単調にぼかすのではなく、レインボーハロならではの不思議な渦巻き効果を活かしてクリエイティブにぼかすことができる。渦巻き効果が主張しすぎず、ふんわりさせたい場合は望遠ぎみ、開放絞り付近が適している。
虹色のリングやゴーストで彩りを添える
レインボーハロは光の取り込み方の工夫で、虹色のリングやゴーストを出すことができる。きれいな虹色を出すには、よく晴れた日の屋外で撮影し、中心部に点光源や、ガラス・金属・水面などに反射した太陽の光、木漏れ日など、白っぽく小さく光るものを入れる。光源が小さい方が細くてきれいな虹色のリングになる。光源の面積が広いと光のリングが太くなるため、その場合は被写体で光源を少し隠すことで細いリングにできる。
また、フィルターに斜めから太陽や街灯、スマホのライトなどの強い光を当てると虹色のゴースト(円弧や線)が出る。F1.4のように絞り値が小さい方が長い虹色の線(円弧)になる。
焦点距離による効果の違い
広角では渦巻き部分が広くなる。渦巻きを控えめに出したい場合は50mm以上100mm程度の望遠での撮影がおすすめだという。
撮影距離による効果の違い
焦点距離が同じでも、被写体にちょっと近づいたり離れたりするだけで渦巻きボケの効果が大きく変わる。
撮影に際して
- レンズの焦点距離が短いほど、渦巻きボケのエリアは広くなる
- どんなシーンでも虹色が出るわけではない
- AFでピントが合わない時はMFに切り換えて使用する
- 逆光の撮影では派手にゴーストが出たり、コントラストが低下する場合がある
- 渦巻きの色をきれいに出すために、お好みで撮影後に画像編集ソフトで明るさやシャドウ、ハイライト、彩度などの調整をすることを推奨
- 渦巻きの形に合わせてスクエアフォーマットに仕上げるのもおすすめ
仕様
- 高品質な光学ガラス使用
- ソフトケース、クロス付属