Metabones「EF-X mount T CINE Speed Booster ULTRA 0.71x II」「EF-X mount T CINE Smart Adapter II」発売

Metabonesは、「EF-X mount T CINE Speed Booster ULTRA 0.71x II」と「EF-X mount T CINE Smart Adapter II」を発売し、それぞれのオリジナルバージョンをアップデートした。

「EF-X mount T CINE Speed Booster ULTRA 0.71x II」は、Metabonesのグローバルな販売代理店ネットワークおよび同社公式ストアにて現在入手可能である。「EF-X mount T CINE Smart Adapter II」は2025年2月より入手可能となる。

これらの新製品は、位相差検出オートフォーカス（PDAF）、対応シネマレンズと富士フイルムカメラでのTストップ表示、対応するキヤノン、シグマ、タムロン製でのアイリス/絞りの滑らかな駆動、ボディ内手ブレ補正（IBIS）と光学式手ブレ補正（OIS）の両方への最適化されたサポートなど、オリジナル製品と同じ優れた機能セットを共有している。

「EF-X mount T CINE Speed Booster ULTRA 0.71x II」は、Caldwell Photographicによる先代と同じ高度な5群4枚構成の光学設計を採用している。この設計には、高屈折率のタンタルベース光学ガラスが組み込まれており、周辺のシャープネス、歪み、周辺光量の低下を改善し、優れた光学性能を実現しているという。

Mark IIの変更点はすべて内部にある。新型「EF-X mount T CINE Speed Booster ULTRA 0.71x II」と新型「EF-X mount T CINE Smart Adapter II」は、改良されたプロセッサを搭載する。外観から見える違いは、赤い「II」マークが追加されている点だけである。

Metabonesは、旧型ハードウェアが生産中止になるまで、当面の間、新型ハードウェアと旧型ハードウェアの両方に対して新しいファームウェアを公開し続ける予定である。Metabonesは、現時点ではオリジナルのMark Iバージョンの生産終了の予定はないことを、既存のユーザーに保証するという。

Mark IIの発売と同時に、MetabonesはEF-X用の新しいファームウェアバージョン1.50を公開する。既存のユーザーは、metabones.comにアクセスし、「SUPPORT/DOWNLOAD」リンクをクリックしてMetabones Appをダウンロードし、最新バージョンを入手してほしいとしている。

信頼性とパフォーマンスの向上に加え、この新しいファームウェアでは、1.5倍のテレコンバーターを内蔵したキヤノン10×25（CN10×25）T2.95シネマレンズのサポートが追加された。これにより、電子統合が限定的な富士フイルム製カメラでのシネマ制作に、この高倍率のENG／EFPスタイルのサーボズームレンズを使用することが可能になる。対応する富士フイルム製カメラでは、絞りはTストップに表示され、焦点距離はビューファインダーに表示される。