Blackmagic Designによると、2025年サンダンス映画祭における40作以上の注目の出品作で、同社のデジタルフィルムカメラ、そして編集、グレーディング、VFX、オーディオポストプロダクション・ソフトウェアであるDaVinci Resolve Studioなどの製品が使用されたという。
Blackmagic Designは、2025年のサンダンス映画祭に選出された最先端の劇場映画、ドキュメンタリー、シリーズ作品に祝意を表した。これらの作品には、Blackmagic Designのカメラで撮影された「André is an Idiot(原題)」、「LUZ(原題)」、「Twinless(原題)」、「Ricky(原題)」などの劇場映画、ポストプロダクションでDaVinci Resolve Studioを使用した「If I Had Legs I’d Kick You(原題)」、「Dead Lover(原題)」、「Rains Over Babel(英題)」、「Plainclothes(原題)」、「Opus(原題)」などのプロジェクトが含まれる。
「André is an Idiot」の撮影監督であるイーサン・インドルフ氏は、次のようにコメントしている。
インドルフ氏:アンドレがトミー・チョンと話すツーショットではURSA Mini Pro 12Kを使用し、作品内のいくつかのインタビューシーンではURSA Mini Pro 4.6K G2を使用しました。Aカメラを車のリグに取り付けた時は、時間やスペースが限られている場合でも即座に使用できる軽量のPocket Cinema Camera 6K Proが便利でしたね。
「LUZ」では、重慶とパリを舞台に、困難な家族のダイナミクスをめぐる2つのストーリーが展開される。家族愛を再燃させるために並行して探求を始める登場人物たちの人生が、バーチャルリアリティの世界でぶつかり合う。ベンジャミン・エシャサレッタ撮影監督は、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kデジタルフィルムカメラを使用してVRのシーケンスを撮影したという。
エシャサレッタ撮影監督:Pocketカメラを小型のジンバルにマウントし、俳優の体に取り付けることで、主観ショットを撮影し、VRの世界に息を吹き込みました。Pocketカメラを選択した理由は、軽くてコンパクトなこと、そしてシネマライクなイメージが得られるので、私たちが望んでいたユニークな主観ショットが撮影できることです。
撮影およびポストプロダクションで、Blackmagic Designのカメラおよび製品が使用された2025年サンダンス映画祭出品作(作品タイトルはすべて原題または英題)
- 「André is an Idiot」:Ethan Indorf撮影監督が、Blackmagic URSA Mini Pro 12K、Blackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K ProデジタルフィルムカメラをBカメラおよびCカメラとして使用。
- 「Come See Me in the Good Light」:エディターのBerenice Chávez氏とアシスタントエディターのAliyah Bryant氏が、テストおよびオンライン今フォームにDaVinci Resolveを使用。
- 「LUZ」:Benjamin Echazarreta撮影監督が、Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kを俳優の体に取り付けて主観ショットを撮影するなど、同作のVRシーケンスで使用。
- 「Omaha」:Paul Meyers撮影監督(ASC)が、デイリーのグレーディングにDaVinci Resolve Studioを使用。
- 「Rains Over Babel」:エディターのGala del Sol氏とHadley Hillel氏、アシスタントエディターのJose Varón氏、Felipe Aguilar氏が、編集にDaVinci Resolve Studioを使用。
- 「Ricky」:Rashad Frett監督とSam Motamedi撮影監督が、インタビューシーンの撮影にPocket Cinema Camera 6K Proを使用。デイリーにDaVinci Resolve Studioを使用。
- 「Sunfish(& Other Stories on Green Lake)」:Marcus Patterson撮影監督が、LUTおよびデイリーにDaVinci Resolveを使用。
- 「Together」:エディターのSean Lahiff氏が、編集にUltraStudio 4K Miniキャプチャー・再生デバイスを使用。DITのReece Flemming氏が、Blackmagic Video Assist 7" 12Gモニター/レコーダー、DaVinci Resolve、複数のSmart Videohubルーター、Blackmagic MultiDock 10Gディスクアレイを使用。
- 「Twinless」:Greg Cotten撮影監督が、セカンドユニットの作業および車にマウントしたシーンでBlackmagic Cinema Camera 6Kデジタルフィルムカメラを使用。現場でのプレビューおよびデイリーにDaVinci Resolveを使用。
- 「The Wedding Banquet」:DITのRichard McSweeney氏が、Blackmagic Videohub 20×20 12Gルーター、SmartScope Duo 4Kモニター、UltraStudio 4K Miniを使用。
グレーディングにDaVinci ResolveおよびDaVinci Resolve Studioが使用された2025年サンダンス映画祭出品作(作品タイトルはすべて原題または英題)
- 「André is an Idiot」:Nice ShoesのMarcy Robinson氏がグレーディング。
- 「Atropia」:Rare MediumのMikey Rossiter氏がグレーディング。
- 「Bulldozer」:Light IronのPat Fitzgerald氏がグレーディング。
- 「Bunnylovr」:Rare MediumのJosh Bohoskey氏がグレーディング。
- 「Come See Me in the Good Light」:Stephen Derluguian氏がグレーディング。
- 「Dead Lover」:Conor Fisher氏がグレーディング。
- 「En Memoria」:Rare MediumのAyumi Ashley氏がグレーディング。
- 「Hal and Harper」:Picture ShopでTom Forletta氏がグレーディング。
- 「Heightened Scrutiny」:Dungeon BeachのShanna Maurizi氏がグレーディング。
- 「If I Had Legs I’d Kick You」:PostWorks New YorkのNat Jencks氏がグレーディング。
- 「It’s Never Over、Jeff Buckley」:Company 3でAndrew Geary氏がグレーディング。
- 「The Librarians」:Nice ShoesのMarcy Robinson氏がグレーディング。
- 「Marlee Matlin: Not Alone Anymore」:Different by DesignのLuke Cahill氏がグレーディング。
- 「Middletown」:Different By DesignのLuke Cahill氏がグレーディング。
- 「Move Ya Body: The Birth of House」:PostWorks New YorkのJack Lewars氏がグレーディング。
- 「Opus」:Picture ShopのMitch Paulson氏がグレーディング。
- 「Out For Delivery」:Rare MediumのAyumi Ashley氏がグレーディング。
- 「The Perfect Neighbor」:PostWorks New YorkのAllie Ames氏がグレーディング。
- 「Peter Hujar’s Day」:Light IronのAndrew Geary氏がグレーディング。
- 「Plainclothes」:PostWorks New YorkのNat Jencks氏がグレーディング。
- 「Predators」:Brian Boyd氏がグレーディング。
- 「Prime Minister」:Picture ShopのFrederik Bokkenheuser氏がグレーディング。
- 「Rains Over Babel」:Elliott Powell氏が、DaVinci Resolve Mini Panelを使用してグレーディング。
- 「Sabar Bonda」:Bridge PostWorksのHimanshu Kamble氏がグレーディング。
- 「Seeds」:Nice DissolveでNatacha Ikoli氏が、DaVinci Resolve Mini Panel、DaVinci Resolve for iPad、Blackmagic Cloudを使用してグレーディング。
- 「Serious People」:Rare MediumのTJ Seiler氏とMikey Rossiter氏がグレーディング。
- 「Sorry、Baby」:Nice ShoesのMarcy Robinson氏がグレーディング。
- 「Sugar Babies」:María Carretero氏がグレーディング。
- 「Sweet Talkin’ Guy」:FotoKemのAlastor Arnold氏がグレーディング。
- 「Third Act」:Mom&PopのSam Zook氏がグレーディング。
- 「Tiger」:GAHBA StudiosのAndrew Francis氏がグレーディング。
- 「Together」:Sean Lahiff氏がグレーディング。
- 「Touch Me」:Paradox PostのDrew Tekulve氏がグレーディング。
- 「The Virgin of Quarry Lake」:Fermento ColorのLeo Fallas氏がグレーディング。