Blackmagic Designは、URSA Cine 12Kの品質と機能をすべて備えつつ、アクセサリーを多数省いた「URSA Cine 12K LF」ボディのみのモデルを発表した。希望小売価格は税込1,168,000円。カメラをリグ化するために必要なアクセサリーをすでに所有している経験豊富な撮影監督やレンタル会社に最適としている。
カメラ本体は、品質や性能に一切の制限のないフル機能モデルだが、ショルダーマウント、ハンドル、一部のレンズマウント、バッテリープレート、電源、レンズ、大容量8TBメディアモジュールなどのアクセサリーは付属していない。ユーザーは、好みの構成でカメラシステム一式を完成させるために必要なこれらのアイテムを、必要に応じて個別に購入することができる。
このモデルには8TBのメディアモジュールは搭載されていないが、CFexpressカードスロットを2基搭載した新しいCFexpressメディアモジュールは搭載されている。また、「Blackmagic URSA Cine 12K LF」ボディモデルには、EFレンズマウントが標準で搭載されている。その他のレンズマウントは、必要に応じて別途購入できる。
同「Blackmagic URSA Cine 12K」ボディモデルは、既存のBlackmagic Designカメラユーザーが、このカメラに搭載された高品質の大型フォーマット12Kセンサーにアップグレードするのに最適としている。同カメラのセンサーには、DaVinci Resolveワークフローでの経験に基づくカラーサイエンスが備わっている。また、高品質な映画制作とBlackmagic Cloudワークフロー向けに設計されている。
新しいBlackmagic URSA Cine 12K LFボディモデルは、単体で購入すると低価格だが、フルキットモデルと同じ機能がすべて搭載されている。上位機種のURSA Cineカメラキットと仕様が異なることはないという。
他のモデルと同じ12K大型フォーマットRGBW36x24mmセンサーを搭載しており、16ストップのダイナミックレンジを実現する大型フォトサイト、交換可能なPL、LPL、EFレンズマウント、業界標準のLemoおよびFischer接続も同じだ。標準ではEFレンズマウントが付属しているが、必要に応じてPLおよびLPLレンズマウントも購入できるという。
Blackmagic URSA Cine 12Kには、業界標準のCFexpressカードを使用するためのデュアルCFexpressメディアモジュールが付属する。これらのカードは、Blackmagic Cloudと同期し、カメラ背面の10G Ethernetコネクタ経由でアクセスできる。必要に応じて、8TBの高性能メディアモジュールも購入できる。
ブラックマジックデザインのCEOであるグラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
URSA Cine 12Kを発売した際、多くの人々が長編映画制作用のアクセサリーをすでに持っているので、カメラ本体のみを購入したいと話していました。実際、URSA Cineは、人気の高い映画制作用アクセサリーすべてと互換性があるように設計されています。
しかし、さらに素晴らしいのは、当社のブラックマジックデザインカメラを使用しているお客様も、素晴らしいアップグレードパスを手にできるということです。私たちは、このモデルをアップグレード用として開発したわけではありません。なぜなら、人々は古いカメラを手放して交換することを好まないからです。そのため、私たちは、URSA Cineプラットフォームの品質と性能のメリットを享受しながらアップグレードできるよう、本体を良心的な価格で提供したのです！
