Shureは、「Microflex Wireless neXt 4/neXt 8」を発表した。2025年2月4日~2月7日に開催されるISE 2025の同社ブースにて展示予定(ブース:3N300)。
2024年の登場以来、好評を博しているオールインワン型2チャンネルシステムに続き、新たにコンポーネント型4チャンネルおよび8チャンネルの製品がシリーズに加わる。新製品は、スタイリッシュなデザインと優れた音質、セットアップの速さを兼ね備えたワイヤレスコラボレーションシステム。あらゆる会議室や教室環境に柔軟に対応可能なMXW neXtは、高品質のワイヤレスシステムの新基準を確立するという。
Shureのプロダクトマネジメント部門シニアマネージャー、ラルフ・クリナート氏は次のようにコメントしている。
MXW neXt 4/neXt 8は、高い柔軟性と簡単なセットアップによって、コラボレーションとインタラクティブな体験を向上させる優れたソリューションです。新たに4チャンネルおよび8チャンネルのシステムが登場することで、MXW neXtソリューションを中規模から大規模のスペースにも導入できるようになります。
MXW neXt 4/neXt 8は、製品コンポーネントの高機能化やソフトウェアとの接続性の向上により、ワークフローを簡素化しながらも卓越した音声品質を提供します。
優れたワイヤレス性能
今日の設備業界では、短時間でセットアップが可能な堅牢で柔軟性の高いワイヤレスシステムが求められているという。MXW neXt製品群に加わるMXW neXt 4/neXt 8は、IntelliMix DSP機能とUSB、Danteネットワークオーディオ、アナログオーディオに対応する充実した音声入出力を備えている。
数秒でペアリング可能なマイクは複雑な設定の手間を省き、機器を設置してすぐに高品質な音声を提供する。またDesigner 6システム設計・調整ソフトウェアを使用して、システム全体を簡単に設定、調整することもできる。
MXW neXt 4/8は、Shureネットワークオーディオ製品の一元管理プラットフォームであるShureCloudから管理することもできる。ShureCloudを使用することで、設備担当者はどこからでもリアルタイムでデバイスを管理、監視、アップデート、コントロールでき、柔軟性と利便性が向上するという。
進化するハイブリッドニーズへの対応
MXW neXt 4/neXt 8はビデオ会議システムに直接接続でき、リモート参加者を含む会議、授業、イベントにも対応する。また、最大100本以上のワイヤレスマイクロホンを同時に使用でき、あらゆる規模のスペースに対してプレミアムな音声を提供することが可能。
新型のグースネックベース型送信機やMicrosoft Teams認定のバウンダリーマイクロホンは、連続稼働時間が最大39時間に向上し、終日の運用にも安心して使用できる。
高性能なIntelliMix DSPが内蔵されたMXW neXt 4/neXt 8アクセスポイントトランシーバーは、すばやく簡単に導入でき、ネットワークに接続しての接続はもちろん、スタンドアロンシステムとしても使用可能。
信頼性の高い暗号化機能
MXW neXt 4/neXt 8にはAES-256アルゴリズムをベースとしたShure音声暗号化機能が搭載されており、秘匿性の高い音声伝送が可能。AES-256暗号化アルゴリズムは、ネットワーク保護の最も安全な形式の一つとして採用されており、すべてのデバイスはユーザー設定のパスフレーズを使用する。この内蔵されたセキュリティ機能により、部屋内のすべてのMicroflexデバイス間で音声データが保護されるため、安心して使用できる。
システム構成
MXW neXt 4/neXt 8のワイヤレス送信機は、MXW1Xボディパック型、MXW2Xハンドヘルド型(Shureの代表的なSM58を含む4種類のマイクカプセルから選択可能)、MXW6Xバウンダリー型、MXW8Xグースネックベース型の4種類の形状から選択できる。送信機には高解像度マトリクスディスプレイが搭載されており、充電残時間、電波品質などを確認することが可能。MXW neXt 4/neXt 8には、新設計の省スペース型グースネック用充電ステーションもラインアップされており、最大8本のマイクを充電することができる。充電ステーションとワイヤレスアクセスポイントの接続はイーサネットで行い、必要に応じて複数充電ステーション間でのデイジーチェーン接続も可能。
ShureのMXW neXt 4/neXt 8は各種ビデオ会議プラットフォームとシームレスに接続でき、バウンダリーマイクロホンはMicrosoft Teams認定を取得している。