MagewellのDirector Miniソリューションの新しい上位モデルとして、オールインワンプロダクションシステムポートフォリオの2番目のモデル「Director One」を発表した。現在Magewell認定リセラーから入手できる。
Director Oneは、Director Miniの強力な機能セットと柔軟性をベースに、より大きく、より明るいタッチスクリーン、統合された4Gセルラーモデム、およびダイレクトHDMI出力を備える。
同社は、2025年4月6日から9日までラスベガスで開催される「2025 NAB Show」でDirector Oneを披露する（ブースN1971）。
Director Oneは、Director Miniと同様にマルチ入力スイッチング、グラフィックス、ストリーミング、記録、およびモニタリングを1つのコンパクトなデバイスに組み合わせた包括的な制作およびストリーミングソリューションだ。
Director Oneは、優れたAVおよびIP入力の柔軟性、洗練された制作ツール、豊富な出力機能、統合されたタッチスクリーン、Director Utilityモバイルアプリ、ブラウザベースのWebインターフェイス、オプションのサードパーティ製コントローラーなど、小型のDirector Miniの利点をすべて備える。
Director Oneは、Director Miniのインターフェイスよりも25％以上大きい7インチのAMOLEDタッチスクリーンを採用。Director Oneの画面は、800nitの明るさと100,000：1のコントラスト比を実現し、明るい太陽光などの環境での視認性を向上させているという。
Director Miniは、インターネット接続用のサードパーティ製USBセルラーモデムをサポートしているが、Director Oneは、統合された4Gモデム（SIMカードは含まれていない）を提供する。どちらのモデルも有線イーサネットおよびWi-Fi接続をサポートしており、Director Oneには専用の4GおよびWi-Fiアンテナが搭載されており、パートナーSpeedifyのネットワークボンディング技術で接続を組み合わせることができる。
Director Oneは、2つのHDMI入力、2つのUSB AV入力、HTML Webページ、ファイルベースのメディアアセット、3台のモバイルカメラ、およびSRTストリーム、RTMPストリーム、RTSPストリーム、NDIハイバンド幅、NDI HXなど3つの同時ライブIPソースを含むDirector Miniと同じ豊富な入力機能を共有している。
出力側では、両方のモデルがNDI HX、SRT、RTMPストリーム、およびUVC出力用に構成可能なUSB-Cインターフェイスをサポート。Director Miniの USB-Cインターフェイスは、DisplayPortモニター（オプションのアダプターを使用するとHDMIモニターを含む）に接続することもできるが、Director Oneは専用のHDMI出力を追加している。どちらのソリューションも、SDカードまたは内蔵ストレージに制作物を記録できる。
豊富なグラフィックス機能、テレストレーション、インスタントリプレイ、組み込みのスコアボード機能、HTMLグラフィックスオーバーレイ、クロマキー、PTZカメラ制御といった、Director Miniの豊富な制作ツールセットはすべてDirector Oneで利用できる。
Magewellは、Director Miniの昨秋のバージョン3.0へのアップグレードでは、ユーザーが提案した改良に重点を置いて、50を超える機能強化が加えられ、現在、もう1つの大規模なアップデートがベータテスト中だという。Magewellは、Director Oneでも同じ顧客中心のサービスを保証している。
MagewellのCEO兼CTOであるNick Ma氏は次のようにコメントしている。
Ma氏：新しいDirector OneでDirector製品ファミリーを拡大できることを嬉しく思います。Director Oneは、Director Miniの優れた点とユーザーが気に入っているすべての機能を、より大きく、より鮮やかな画面と、小型モデルではオプションである4Gセルラー接続などの統合機能と組み合わせています。 当社のビジョンとユーザーのフィードバックに基づいてDirectorシリーズを進化させる中で、お客様を引き続き喜ばせることを楽しみにしています。
