
Blackmagic Designは、ATEM Mini Extreme ISO G2を2025年7月2発売する。希望小売価格は税込332,800円。
ATEM Mini Extreme ISO G2は、高度な第2世代のATEM Miniライブプロダクションスイッチャーである。拡張されたプロ仕様のコントロールパネルを備え、8つのHDMI入力、3つのHDMI出力、マルチビュー、内蔵配信エンジン、収録/再生用のCFexpressおよびThunderboltを搭載する。10Gイーサネットによりネットワークストレージへの高速アクセスが可能であり、XLRオーディオ入力、USBウェブカム、DVE、クロマキー、メディアプレーヤー、8つの全ビデオ入力の個別収録にも対応する。
ATEM Miniスイッチャーは、プロフェッショナルなマルチカム・プロダクションの作成を容易にするものであり、YouTubeのライブ配信や、ZoomやTeamsを用いたビジネスプレゼンテーションを容易に行える。最大8台の高品質ビデオカメラからの入力を接続するだけで、高画質でのライブ切り替えが可能となる。コンピューターを接続してPowerPointスライドを使用したり、ゲーム機を接続することもできる。内蔵DVEによるピクチャー・イン・ピクチャー・エフェクトは、コメンテーターの挿入に適している。また、ATEM Miniは多数のビデオエフェクトや放送機能を搭載しており、高度な映像制作に利用可能である。
ATEM Mini Extreme ISO G2は、ATEM Miniの全機能に加え、高度なプロフェッショナル機能を有しており、ハイエンドな放送スタジオの構築に適している。プロフェッショナルなコントロールパネルは高品質の入力ボタンを搭載する。3つの独立したビデオ出力はルーティングが可能である。内蔵されたThunderboltポートにより、ビデオのライブキャプチャー・再生が可能となり、リアルタイムのエフェクトソフトウェアやDaVinci Resolveを用いた生放送のリプレイに対応する。CFexpressカードへは、10Gイーサネット経由でネットワークからアクセスできる。オーディオ面では、バランスXLR入力とMADI入力が備わっており、Fairlightのステータスディスプレイはメニュー表示に対応する。オーディオモニタリング用のヘッドフォンソケットも搭載している。メディアプールは200フレームのアニメーションをサポートする。
ATEM Mini Extreme ISO G2はThunderboltを搭載しているため、フィル&キーの再生、キャプチャー、CFexpressカードへのイーサネット経由のアクセス、トリクル充電を、単一のコンピューター接続で行うことができる。これにより、DaVinci Resolveを包括的な生放送リプレイシステムとして活用可能となる。DaVinci Resolveはスイッチャーのライブビデオ入力を表示できる。POI(関心ポイント)ボタンを押すと、DaVinci Resolveは個別に収録された全8ファイルの再生に切り替わり、その中からカメラを選択してリプレイを実行できる。その後、プリロールを行い、同一リプレイ内の複数のカメラアングルをシーケンスに並べ、オプティカルフローによる速度変更を適用できる。さらに、リプレイをタイムラインにロードし、ソーシャルメディアへのアップロードも可能である。従来のリプレイシステムでは実現困難な機能を提供する。
ATEM Mini Extreme ISO G2は、単なるスイッチャーに留まらず、10Gイーサネットポートを介して内部CFexpressメモリーカードまたは外部USBディスクと接続された共有ネットワークディスクとしても機能する。CFexpressカードの高いデータ転送速度により、複数の個別収録ビデオファイルを記録でき、複数のネットワークユーザーが個別のコンピューターから同時に編集、カラーコレクション、VFX、オーディオポストプロダクションの作業を行うことが可能である。内部ネットワークストレージのセットアップは容易であり、Blackmagic Cloudとの同期にも対応しているため、収録されたメディアファイルを世界中のエディターおよびデザイナーに送信できる。これにより、ATEM Mini Extreme ISO G2は、より大規模なグローバルなプロダクションワークフローの一部となり得る。

ATEM Mini Extreme ISO G2は、スイッチャーとコントロールパネルが一体となっているため、現在利用可能なプロフェッショナル仕様のスイッチャーとして高い携帯性を有する。フロントパネルのボタンにより、ソースの選択、トランジションの実行、ビデオエフェクトの設定が可能である。これらのボタンはATEM Advanced Panelと同等の高品質なものが採用されており、良好な操作感を提供する。また、手動でトランジションを調整するためのフェーダーコントロールも備わっている。フロントパネルには、革新的なオーディオミキサーコントロールエリアがあり、Fairlightに準拠したHDMIステータス出力ではメーターのリアルタイム表示が可能である。
ポッドキャストスタジオの構築や、より多くのマイクが必要な場合、ATEM Microphone Converterを用いてオーディオ入力を拡張することが可能である。MADIポートを介してATEM Mini Extreme ISO G2に接続できるため、複雑な設定は不要であり、複数のユニットをデイジーチェーン接続することで入力数を増やすことができる。各コンバーターに搭載された4つのアナログ入力は、Mic/Lineの選択が可能であり、ファンタム電源にも対応する。これらの入力は高品質な設計を特徴とし、全チャンネルにおいて-129dBVという低いノイズフロア、131dB(A)のダイナミックレンジ、0.002%の低歪み、均一な誤差許容範囲を実現している。各入力には8つの独立したADCが搭載されており、ダイナミックレンジを総合的に拡張できる。また、オーディオ波形がスクロール表示されるHDMIモニタリング出力も備わっている。

Thunderbolt接続と高速10Gイーサネットに対応したATEM Mini Extreme ISO G2は、主要なビデオソフトウェアとの互換性を有しており、DaVinci Resolveをはじめとする既存のツールを活用して、放送品質の編集やカラーコレクションを行うことができる。Thunderbolt接続による同時キャプチャー・再生機能により、DaVinci Resolveのライブグレーディング機能を用いて、ビデオのキャプチャー、カラーコレクションの適用、出力を同時に実行することも可能である。さらに、ATEM Mini Extreme ISO G2は、Final Cut Pro、Media Composer、Premiere Proといった他の編集ソフトウェアとも連携し、Fusion、After Effects、Photoshopなどのソフトウェアを用いて高度なエフェクトを作成することもできる。
ライブプロダクションにおいて、ソース間のトランジションを円滑に行うためには、すべてのカメラの色調を一致させることが重要となる。ATEM Mini Extreme ISO G2はカメラコントロール機能を内蔵しているが、専用のATEM Micro Camera Panelを追加することで、その機能を拡張できる。このパネルは、放送スタイルのCCUコントローラーと同様の操作性を有する。ノブは大型で高精度であり、明確で見やすいステータスLEDを備えている。大型のジョイスティックによりアイリスの直接調整が可能であり、ブラックレベルの設定も行える。さらに、赤、緑、青のレベル調整用のノブが搭載されており、カメラの色被りを微細に調整することができる。

Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
多くのユーザーがATEM Mini Extremeを使用してハイエンドのスタジオを構築しています。そこで、HDMI接続機能を残したまま、それらの方々にATEM Television Studioスイッチャーの放送機能の一部を提供したいと考えました。ATEM Mini Extreme ISO G2では、ハイエンドの放送コントロールに加えて、非常にパワフルな放送機能をATEM Miniのデザインで使用できます。Thunderboltと10Gイーサネットによって、素晴らしいリプレイおよびネットワーク接続が可能となり、機能的にこれまでで最もパワフルなATEM Miniが誕生しました!」
