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Blackmagic Designによると、ゲーム会社のLoadedが、ストリーマーのシュラウドが最近開催した「Fragathon」(シュラウド版サバソン)で、Blackmagic Designのワークフローを使用したという。

このサバソンは、平均同時視聴者数11,879人を記録し、YouTube、TikTok、Xで計2,700万回以上視聴され、募金、チャンネル収益、ゲーム内チャレンジを通じて100万ドル以上がセント・ジュード小児研究病院に寄付された。

Loadedのコンテンツ部門代表者で、同プロジェクトのエグゼクティブプロデューサーでもある、リッキー・ゴンザレス氏は次のようにコメントしている。

ゴンザレス氏: 「Fragathon」は、クリエイターが30日間通してライブ配信を行う、人気のサバソン形式のシュラウド版です。シュラウドは、ゲーム業界で最も伝説的な成功を収めたコンテンツクリエイターの一人なので、彼のゲーム愛と、素晴らしい目的に基づく資金集めを融合させたイベントを開催したいと考えました。

多数のBlackmagic DesignカメラおよびATEM Mini Extremeライブプロダクションスイッチャーを使用して、シュラウドの自宅に構築された複数のセットでの30日間のライブ配信が制作された。

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ゴンザレス氏: シュラウドと緊密に連携して、まずはイベントの戦略を練り、その後、彼の自宅をコンテンツ制作用のマルチセット・スタジオとしてセットアップしました。いつでも別のセットに切り替えられる柔軟性が必要だったので、各スタジオに多数のカメラ、ケーブル、コントロールステーションを用意しました。イベント全体が生配信だったので、何が起きても問題ないように備える必要がありました。

この配信用のセットアップでは、シュラウドのリビングルームに設置されたPCカフェがLANセンターとして機能した。そこで使用された6台のPCゲームステーションは、それぞれにBlackmagic Micro Studio Camera 4K G2がウェブカムとして接続された。また、そのうち1台はリビングルームの高い位置にマウントされ、LANセンターのワイドアングルが撮影された。

ゴンザレス氏: このカメラは、シーン切り替え時の隙間用のエレメントして、イベント全体を通して多用しました。

追加のセットアップとして、ボードゲーム/ポッドキャスト用のスタジオがあり、ここでは3台のBlackmagic Studio Camera 6K Prosと1台のBlackmagic Studio Camera 4K Pro G2でシュラウドの個人スタジオの配信セットアップのワイドショットが撮影された。また、キッチンとリビングロームのスタジオでのゲームプレイとライブショットの切り替えには、ATEM Mini Extremeが使用された。

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ゴンザレス氏: Blackmagic Designのカメラは、いくつかの理由で私たちの第一選択肢となりました。私たちは狭いスペースで作業を行なっていますが、仕上がりの品質に妥協することはできないので、市場の中から最善のオプションを選びました。各Studio Cameraの背面に、美しく正確なモニターがあることで、小さなセットアップで極めて高画質が得られました。

信頼性が高く、スイッチを入れればすぐに放送できるカメラが必要でした。Blackmagic Studio Cameraはまさにそのようなカメラだったことは、強調しきれないくらいです。いつでもスタジオに入って数秒で撮影を開始できました。

また、全体的なエコシステムと、スタジオ全体にわたってPoEまたはUSB-Cでコントロールできたのは非常に素晴らしかったです。それは、Studio CameraとMicro Studio Cameraの両方のセットアップに言えることです。家中に無数のケーブルを這わせることなく、カメラを手の届かない場所に隠すことができました。家の生活のしやすさを維持したまま、スタジオのようなセットアップにしたかったので、これは重要でした。

今回の制作でBlackmagic Designのエコシステムを拡張したゴンザレス氏は、ATEM Mini Extremeの機能性、特にカメラとの統合性を賞賛する。

ゴンザレス氏: BlackmagicカメラとATEMの併用は本当に素晴らしいものです。カメラに触らずに多様なリモートコントロールが可能で、部屋のどこからでもイメージを調整できます。ATEMは極めてユーザーフレンドリーです。少人数で多くの役割を果たさなくてはならない現場でしたが、ATEMは簡単で非常に信頼性が高いことを分かった上で、チームの誰にでもスイッチングを頼めました。

セント・ジュード小児研究病院のために100万ドル以上が集められたことは、この制作と、このプロジェクトに携わるタレントにとって、最大のハイライトでした。好きな仕事をしながらこれを達成できたことで、非常に謙虚な気持ちになり、心の奥が満たされた感じがしました。

このようなプロジェクトの素晴らしさは、特にライブ環境の場合、常に現場で解決しなくてはならない技術的な問題があることです。制作という観点において、それはいつでも楽しい課題であると言えます。

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