
映像・放送とネットワークの融合を探る恒例企画「Internet x Media Summit(IMS)」の2025年度公式サイトが公開された。Interop Tokyo 2025とPRONEWSの共催により、2025年6月11日(水)から13日(金)までの3日間、幕張メッセで開催される。
IP・クラウド・AIが拓く、放送の近未来
放送・映像メディアは今、IP化やクラウド、生成AIの進展によって大きな変革期を迎えている。従来の制作フローやビジネスモデルの再構築が求められる中、IMSは“インターネット側”の視点から業界の変化を再定義するイベントとして注目されている。
今年も、イマーシブメディアやインタラクティブメディアなど新たな潮流をテーマに、業界の第一線で活躍する登壇者による多彩なセッションが予定されている。
注目の基調講演と展示セミナー
特に注目されるのは、6月13日(金)開催の基調講演「イマーシブ空間プロダクション最前線」。ラスベガスの次世代劇場「Sphere」を手がけたStefaan Desmedt氏(V-U2クリエイティブディレクター)が登壇し、空間演出とテクノロジーの融合について語る。同講演は同時通訳付きで実施される。
また、展示会場内RoomFでは、3日間にわたり放送・映像業界の実務に直結するセッションが多数開催される。Media over IPコンソーシアム、ShowNet、note、NTTコミュニケーションズ、TBSテレビ、日本テレビ、グラスバレーなどが登壇し、現場での実践的な取り組みや技術動向が紹介される予定だ。
グラスバレーからは、クラウドベースのライブ制作プラットフォーム「AMPP」を活用した運用事例が紹介される。導入の背景や実運用における工夫など、現場視点に基づいた内容となる見込みだ。
参加企業・団体も多数出展
展示エリアには、AUSPEX、Vecima Solutions、テレビ朝日クリエイト、リーダー電子など、放送・配信・ネットワーク分野の注目企業が集結。IP×メディアの最新ソリューションを体験できる場となる。
IMS2025のセミナープログラムや出展企業の詳細は、以下の公式サイトより確認できる。

