ATOMOS、StudioSonicショットガンマイク発表。ワイヤレス/有線接続、ロッキングUSB-Cと放送用フル機能を装備

2025.05.27

ATOMOSは、ワイヤレスと有線接続のデュアルモードに対応する新しいショットガンマイク「StudioSonic Shotgun Mic」を発表した。現在予約を受け付けており、2025年7月中旬に出荷を開始予定。

StudioSonic Shotgun Micは、コンパクトでありながらパワフルなワイヤレスおよび有線ショットガンマイクだ。映像制作者、ジャーナリスト、YouTuberなど、コンテンツ制作のプロフェッショナル向けに設計された。

ATOMOS独自のロッキングUSB-Cコネクタによる確実な接続、高品質な48kHz/24-bit録音、長時間のバッテリー駆動など、多様な現場で求められる機能と信頼性を兼ね備えている。

デュアルモード設計により、2.4GHzでのワイヤレス運用またはATOMOS独自のロッキングUSB-Cコネクタによる直接USB-Cデジタルオーディオ接続の柔軟性を提供する。これにより、カメラ、モニター、コンピュータへのセキュアでプロフェッショナルグレードのリンクが保証される。

StudioSonicショットガンマイクは、ワイヤレスの自由度と信頼性の高い有線接続の両方を兼ね備え、オンロケーションインタビュー、ラン&ガン撮影、フィールドレポーティング、台本なしの対話の録音など、多様なシナリオに対応する。高品質の48kHz/24-bitスーパーカーディオイド設計は、騒がしい環境でも音声を正確に分離するという。

ショットガンマイクとしては珍しく、内蔵のUSB-C充電式バッテリーを備えており、ワイヤレスモードで約7〜8時間、有線モードで最大50時間のデバイス駆動が可能だ。

このマイクにはアナログ出力とデジタル出力があり、USB-C出力は、ポッドキャストやライブストリーミングのためにマイクをコンピュータに直接接続したいコンテンツクリエイターに最適だ。

ATOMOSのCEO、ピーター・バーバー氏は次のようにコメントしている。

バーバー氏：StudioSonicによって、今日のコンテンツクリエイターが求める機動性と精度に合致するマイクを提供しています。頑丈な構造、柔軟な接続性、スタジオ品質のオーディオを、すべてスマートな指向性ショットガンフォームファクターにまとめています。

このマイクには、不要なノイズを最小限に抑える75Hzのローカットフィルターと150Hzのハイカットフィルター、明瞭度を向上させるハイフリーブースト、正確な調整のためのマニュアルゲインコントロールが組み込まれている。内蔵のOLEDスクリーンはリアルタイムモニタリングを提供し、音質に完全に自信を持つことができる。このマイクには2.4GHzレシーバーが付属する。レイテンシは20ms未満で、動作範囲は見通しの良い場所で最大100m、混雑した環境で最大20mだ。

シールドされたオールメタルのボディで構築されたこのマイクは、過酷なフィールド環境で十分に機能するように設計されている。USB-C接続は、Shinobi IIやNinja Phoneのような他のATOMOS製品で使用されているのと同じロッキング機構で強化されており、クリエイターにオーディオとビデオにわたる一貫したセキュアなワークフローを提供する。

バーバー氏：これは、ビデオで知られている信頼性と革新性の同じ基準をオーディオにもたらし、ATOMOSエコシステムを広げる我々の旅におけるもう一つのステップです。さらに多くのエコシステム製品が間もなく登場するでしょう。

主な機能

デュアルワイヤレス/有線モード：ワンタッチトグルでワイヤレス（2.4GHz）と有線（USB-Cまたは3.5mmアナログ）を即座に切り替えられる
放送グレードオーディオ：48kHz/24-bit解像度のスーパーカーディオイドコンデンサーカプセルは、騒がしい環境でも集中的で分離された音声キャプチャを実現する
高度なフィルタリング：内蔵の75Hzおよび150Hzローカットフィルター、ハイフリーブースト、マニュアルゲインコントロール
OLEDステータスディスプレイ：ゲインレベル、フィルターモード、バッテリーステータスなどのリアルタイム視覚フィードバック
優れたバッテリー寿命：ワイヤレスモードで最大8時間、有線モードで最大50時間
超低レイテンシ：20ms未満、ワイヤレス範囲は見通しで最大100m