Cine Gear Expo、ユニバーサル・スタジオ・ロットで6月6日~7日に開幕 [CineGearExpo]

2025年6月6日~7日、ロサンゼルスの有名なユニバーサル・スタジオ・ロットで、映画業界トップのテクノロジーとクリエイティビティの融合イベント「Cine Gear Expo」が開催される。世界で最も歴史あるスタジオの1つであるユニバーサル・スタジオ・ロットで開催される同イベントでは、映画製作のプロフェッショナルが映画製作に没頭できるような体験を提供することに重点を置き、機材展示、映画製作やキャリアに関するパネルディスカッション、技術ショーケース、忘れられないネットワーキングの機会など、活気あふれるラインナップが用意されているという。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「ハロウィン」、「ジュラシック・パーク」、「サイコ」、「デスパレートな妻たち」、「アポロ13」など、映画やテレビの名作に欠かせなかったステージがあり、今日の作品にも使われ続けている。

コートハウス・スクエア、ニューヨーク・アベニュー、ロットの歴史的なサウンド・ステージといった伝説的な風景の中で開催される同イベントでは、ARRI、Aputure、Astera、Blackmagic Design、Cartoni、Creative Solutions、富士フイルム、RED、Leitz Cine、Nanlux、Matthews、ソニー、Tiffen、Zeissといった一流企業の体験型展示やデモンストレーションが行われる。

来場者は、カメラ、光学、照明の最先端開発だけでなく、バーチャルプロダクション、AI支援ワークフロー、持続可能な映画制作の実践などにおける画期的な進歩を間近で見ることができる。

Universal Studios Lot Courthouse

ユニバーサルとCine Gearは、一連のユニークなアクティベーションを創り出すために協力した。「バック・トゥ・ザ・バックロット:バック・トゥ・ザ・フューチャー・エクスペリエンス」は、ステージ34で行われるタイムトリップ・トリビュートに参加者を招待するもので、セットの再現や、同映画の撮影監督として高く評価されているディーン・カンディ氏(ASC、CSC)との特別対談が行われる。

この賞は、カリフォルニアで撮影された作品の数々によって、何世代もの映画ファンにゴールデン・ステートのイメージを形成してきた同氏の感動的な経歴を称えるものであるという。

Cine Gear Expoはまた、革新とコミュニティの精神を体現する2人の人物に敬意を表した。アリス・ブルックスASC(「ウィキッド」、「ティック、ティック…BOOM!」、「イン・ザ・ハイツ」)がビジョナリー賞を、ジョージ・ムーラディアンASC、ACG(「カントリー・コンフォート」、「エクセス」、「幸せな離婚」)がカール・クレッサー・ハート・オブ・ザ・コミュニティ賞を受賞する。

Cine Gear Expoのパネルや上映は、業界を形成する多様な声を例証するものだという。特別企画として、次期ASC会長のマンディ・ウォーカーASC、ACSが毎年好評の「ASCシネマトグラファーとの対話」を紹介し、ジョージ・ムーラディアンASC、ACGが率いる10人のASCメンバーが率直なディスカッションを繰り広げる。

ASCのシャナ・ヘーガンがモデレーターを務める「Behind Lens:Women Documentary Cinematographers」では、ノンフィクション映画制作におけるパワフルな視点にスポットを当てる。Aputureは、ロジャー・ディーキンスASC、CBE、BSC、そして共同制作者のジェームズ・ディーキンス氏をパネリストに迎え、「A Lifetime of Visual Storytelling」を開催する。

また、「Mastering the Frame:RED and ShotDeck in Conversation」では、ドン・バージェスASCとローレンス・シャーASCが、ナイダ・オルブライトと共に、ハイフォーマット映画制作におけるビジュアル言語の力についての洞察を深めるという。

SOCは、マイケル・ブラヴィンのナレーションによる「メイキング・オブ・ザ・スタジオ」を上映する。ICGとIATSE Local 600は「Virtual Lighting for Virtual Production」を上映する。また、トニー・ゴーディオ財団は、映画のルーツに敬意を表し、「トニー・ゴーディオの失われた遺産」を上映し、Q&Aを行い、ハリウッドの黄金時代に画期的な貢献をしたアカデミー賞受賞の撮影監督・発明家を称える。

Cine Gear Expo 2025のチケットはこちら。また詳細はこちらをご参照のこと。