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Amazon Web Services(AWS)パートナーネットワーク(APN)のメンバーであるMatrox Videoは、Matrox ORIGINのAWS Foundational Technical Review(FTR)が無事完了したことを発表した。

Matrox ORIGINは、開発者がオンプレミスまたはパブリッククラウドのどちらに展開するかに関わらず、汎用的なIT機器上で実行されるソフトウェア定義の放送インフラストラクチャを作成できるように設計された、メディア対応の開発フレームワークだ。

FTRは、AWSパートナーがソフトウェアまたはソリューション内のリスクを特定して修正できるようにする包括的な評価だ。このレビューにより、セキュリティ、信頼性、運用上の卓越性、パフォーマンス効率、およびコスト最適化を重視して、AWS Well-Architectedのベストプラクティスとの整合性が確保される。

FTRの完了は、Matrox Videoが常に高水準を追求する姿勢を示すものであり、AWS環境で利用する顧客に、ソリューションの堅牢性、セキュリティ、効率性に対するさらなる信頼感を与えるとしている。

Matrox ORIGINは、ST 2110やSDIなどのクロック同期プロトコルで相互接続された従来の放送ハードウェアを置き換え、非同期の非圧縮ファブリックを介して相互接続された分散型の商用オフザシェルフ(COTS)環境を活用する。この独自のアーキテクチャと包括的な制御機能を組み合わせることで、メディア処理におけるハードウェアの制約を打破し、比類ないスケーラビリティ、俊敏性、そして冗長性を実現する。

Matrox Videoのプロダクトマネージャーであるダニエル・ロビンソン氏は、次のようにコメントしている。

ロビンソン氏:AWS Foundational Technical Reviewの完了は、Matrox ORIGINにとって重要なマイルストーンであり、クラウド環境における当社のフレームワークの卓越したパフォーマンス、スケーラビリティ、およびセキュリティを検証するものです。

AWSと緊密に連携することで、強力なAPIと直感的な制御を備えた高度な放送インフラストラクチャソリューションを提供し、お客様が迅速に革新し、効率的に拡張し、ソフトウェア定義のワークフローへの移行を自信を持って進めることができるようになります。

このAWSパートナーの第一歩により、Matrox VideoはAWSコミュニティとさらに緊密に連携し、メディアサービス製品と機能をより強化できるようになるという。信号処理、グラフィックス、および様々なIOサービスを含むMatrox ORIGINの広範なメディアサービススイートは、ますますダイナミックになるメディア環境で放送局を成功に導くとしている。