Laowa、10mm T2.9 Zero-D VVシネレンズにPLマウントオプション追加を発表。柔軟性を強化

主な特長

最も広いレクトリニア・フルフレーム・VVレンズ

Laowa 10mm T2.9 Zero-D VV Cineレンズは、最も広いレクトリニア・フルフレーム・レンズで、対角130.3°の広大な画角を実現。広大な風景や狭い室内を撮影するのに最適で、没入感のあるドラマチックな映像を作り出すという。イメージサークルはØ46.31mmで、Vista Visionセンサーを完全にカバーし、RED Raptor 8K VVやARRI ALEXA LF Open Gateなどのカメラとのシームレスな互換性を保証する。新しいPLマウントは、トップクラスのシネマカメラとの統合をさらに強化し、プロフェッショナルプロダクションの必需品となるという。

ゼロ・ディストーション

Laowaの定評ある「ゼロ・ディストーション」テクノロジーは、直線を正確に描写するという。10mm T2.9は、建築物や市街地の風景など、直線的な要素を持つ撮影に最適で、画像の中心から周辺まで直線を維持する。

コンパクトで軽量なデザイン

重量640gの10mm T2.9は、携帯性に優れ、ジンバル、ドローン、ハンドヘルドリグに最適だという。そのコンパクトなデザインは、スムーズな操作性を可能にし、厳しい環境でのダイナミックな撮影やペースの速いプロダクションで多目的に使用できる。

クローズ・フォーカス機能

10mm T2.9は、12cmの至近撮影距離により、細部まで精緻に描写し、大胆なクローズアップを可能にする。同機能により、前景の要素を強調し、奥行きと視覚的インパクトを与えながら、映画のような美しいボケ味を実現することで、ストーリーテリングが向上するという。

卓越した画質

レンズは色収差を最小限に抑えるよう設計されており、高コントラストのエッジ付近のカラーフリンジを効果的に低減し、同レンズをプロフェッショナルな映画撮影に理想的なものにしているという。

人間工学に基づいたコンパクトな筐体

レンズには、正確なフォーカスコントロールのための113°のフォーカススロー、業界標準のフォーカスモーターとシームレスに組み合わせるための0.8Mモジュレーションギア、ND、偏光板、UVフィルターを簡単に取り付けるための77mmフィルタースレッドが含まれており、ワークフローの効率とクリエイティブな柔軟性を向上させるという。

多彩なマウントオプション

PLマウントの追加は、既存のARRI LPL、ソニーE、ニコンZ、キヤノンRF、およびLマウントのオプションを補完し、比類のない柔軟性を提供するという。これにより、10mm T2.9 Zero-D VV Cineレンズは幅広いカメラシステムとシームレスに統合され、レンタルハウスやプロの映画制作者に対応できる。

互換性

10mm T2.9 Zero-D VV Cine PLマウントは、Venus Opticsの公式ウェブサイトおよびLaowaの正規販売店にて予約受付中。納期は約3週間としている。

仕様