250807_FusionStudio_20-1_top

ブラックマジックデザインは、Fusion Studio 20.1をリリースした。同社ウェブサイトから無償でダウンロード可能。

今回のアップデートでは、イマーシブ映像のワークフローが改善され、新しい360°ビューのメニューオプション、イマーシブパッチャー、イマーシブ歪みツールなどを追加した。これらの機能を使用することで、イマーシブ映像の形状や見た目を、標準の映像と同じように調整できるので、Apple Vision Proなどのコンテンツを簡単に作成・調整できる。

これにより、Fusionでの空間ビデオやイマーシブビデオの制作において、より高速かつ直感的なワークフローが実現する。

さらに、マルチテキストも改良され、テキストのフォーマット設定をより直感的かつ簡単に使用できるようになった。文字または単語ごとに異なるフォントやカラーを使用したり、段落ごとに異なるスタイリングを適用してテキストを左揃え、中央揃え、右揃えにしたり、インデントを挿入してより整った書式にしたりできる。

また、CSVファイルを直接読み込めば、列ごとに揃ったマルチテキストボックスに自動的に配置されるので、フォーマットやレイアウトの設定も簡単である。

AI Magic Mask 2がサポートされ、Fusionで人物、特徴、オブジェクトをクリックして選択し、極めて高精度のトラッキングを実行できるようになったとしている。これにより、特殊なエフェクトを適用したり、設定を調整したり、フレーム内で動くオブジェクトに合わせてアニメーションを調整したりする作業が簡単になるという。