シグマは、APS-Cミラーレスカメラに対応した広角レンズ「12mm F1.4 DC DN | Contemporary」を2025年9月4日に発売する。希望小売価格はオープン。同社オンラインショップでの販売価格は税込99,000円。マウントはソニーE、富士フイルムX、キヤノンRFマウント用が用意される。
同製品は、APS-C用F1.4レンズとして焦点距離12mm（35mm判換算で18mm相当）を実現した超広角単焦点レンズ。最新の光学設計により、開放F値から高い解像力を発揮し、広大な風景や星空を画面の隅々まで精緻に捉えることができるという。
3枚の両面非球面レンズと2枚のSLDガラスを効果的に配置することで、サジタルコマフレアなどを良好に補正。高い描写力が求められる星景撮影にも対応する。
また、大口径超広角レンズでありながら、全長69.4mm、質量225gという小型軽量設計を実現した。APS-Cカメラの機動力を活かし、旅行やアウトドア、ストリートスナップといった様々なシーンで軽快な撮影が可能としている。
AF駆動にはステッピングモーターを採用し、高速かつ高精度なオートフォーカスを実現。フォーカスブリージングも抑制されており、動画撮影にも適している。
絞りリングを搭載し、直感的な操作が可能。キヤノンRFマウント用では、コントロールリングとして機能のカスタマイズにも対応する。
鏡筒は防塵防滴仕様で、レンズ最前面には撥水防汚コートが施されており、屋外の厳しい環境下でも安心して使用できる。
シグマのContemporaryラインには、すでに16mm、23mm、30mm、56mmのF1.4単焦点レンズがラインナップされており、同レンズの登場でさらにその選択肢が拡充されることになる。
■主な仕様（数値はソニーEマウント用）
- レンズ構成：12群14枚（SLDガラス2枚、非球面レンズ3枚) 画角：99.6°
- 絞り羽根枚数：9枚(円形絞り)
- 最小絞り：F16
- 最短撮影距離：17.2cm
- 最大撮影倍率：1:8.4
- フィルターサイズ：φ62mm
- 最大径×⻑さ：φ68.0mm×69.4mm
- 質量：225g
