Looking Glassは、スケーラブルな没入体験を実現する新製品「The HololuminescentTM Display(以下:HLD)」を発表した。
ユーザーは、標準的なツールを用いて動画やメディアをはじめインタラクティブ体験を作成し、既存のビデオ基盤上に展開して、Looking Glass HLDで3Dホログラムとして表示できる。これにより、没入型のビジュアライゼーションを作成するために従来必須だった3Dソフトウェアパイプラインは、必要なくなるという。
Looking GlassのHololuminescent Displayは2025年第4四半期に発売予定で、16インチモデルは2,000米ドルから。27インチと86インチモデルも発売予定。また、3D奥行きレビューや3D研究開発を必要とするチーム向けに、ライトフィールドディスプレイも引き続き提供される。
広告主やマーケター、小売業者は、リアル空間で顧客の注意を引きつけ続ける体験を提供を求められている。しかし、VR、ホログラムボックス、ホログラフィックファンなどの没入型体験は、コンテンツ開発の負担、設置スペースの制約、一度に体験できる人数の制限といった理由から、大規模展開が困難だったという。
Looking GlassのHLDは、こうした課題を解決するという。単にユーザーの動画を表示するだけではなく、標準的なコンテンツをリアルな奥行きで強化し、厚さわずか1インチ未満の極薄ディスプレイ上で、「そこにある」かのように映し出す。最大4K解像度、高輝度、標準的なディスプレイ形状を備えている。HLDは、LCDやOLEDの光学スタックにホログラフィックボリュームを組み込むLooking Glassの特許取得済みハイブリッド技術によって駆動される。
Looking GlassでCEOを務めるショーン・フレイン氏は、次のようにコメントしている。
フレイン氏:Looking Glassは、どこにでも展開可能な魔法のようなホログラムを提供しています。今回発表したHololuminescentTM Displayは、広告、小売、ライブ環境で人々の目を惹きつけるために設計されました。私たちのライトフィールド技術の専門性を基盤にしながら、標準的なビデオ、CMS、既存の広告インフラとシームレスに連携します。もちろん、3Dの奥行き確認や3D研究開発を進めるチーム向けには、従来のライトフィールドディスプレイも引き続き提供しています。
普及に向けて
目を奪うビジュアル
Hololuminescent Displayは最大4K解像度の映像を実現し、観客を足止めするような体験を提供する。グループでも体験可能で、アイ・トラッキングも不要。製品や人物・キャラクターのマーケティングに最適で、ユニークな視覚体験を届ける。
標準的なコンテンツワークフロー
Adobe PremiereやAfter Effectsなど標準的なビデオワークフローを利用して簡単にコンテンツを制作可能。UnityやUnrealなどのソフトウェアエンジンでインタラクティブアプリケーションも開発できる。
柔軟な設置
壁掛け可能な極薄フォルムで、特別なソフトウェアや外部ハードウェアを必要とせず、店舗、会場、テーマパークなど、従来のディスプレイが使われてきた様々な場所に設置可能。スケーラビリティとシンプルさを両立し、現実世界にバーチャル空間を解き放つという。
新製品の広告が画面から飛び出すように見えたり、AI駆動のデジタルキャラクターがまるでそこに存在するかのように感じられたりと、同ディスプレイは大規模に展開できるホログラフィーの新たな一歩を示している。クリエイティブエージェンシー、コンテンツ制作者、ブランドを問わず、同プラットフォームは没入的で立体的なストーリーテリングをかつてないほど身近にするとしている。