Blackmagic Design導入事例:野球チーム、サバンナ・バナナズの場合

Blackmagic Designの発表によると、プロ野球チームであるサバンナ・バナナズが、放送および配信用のセットアップの一環として、8台のBlackmagic URSA Broadcast G2カメラとATEM Constellation 8Kライブプロダクションスイッチャーを備えたワークフローを採用しているという。

2016年に創設され、ジョージア州を拠点とするサバンナ・バナナズは、独自の「バナナ・ボール」で知られている。バナナ・ボールとは、新しいルール、高いエンターテインメント性、決まった振りのダンス、特徴的な選手のスタントを特徴とする、テンポの速い野球である。それぞれの試合で、世界中の観客や視聴者に、ユニークでエネルギッシュなファン重視の体験を提供している。急速に高まるビデオニーズとバイラルな成功に対応するため、サバンナ・バナナズはBlackmagic Design製品を導入した。

Blackmagic Design導入事例:野球チーム、サバンナ・バナナズの場合

チームの放送エンジニアであるグリフィン・エリス氏によると、組織が拡大するにつれ制作チームは新たな課題に直面したという。放送用カメラの必要性に気づいたことで、8台のURSA Broadcast G2にアップグレードし、テレビネットワークやストリーミングチャンネル(チームのBanana Ball YouTubeチャンネルを含む)向けの試合中継から、YouTubeやSNSに投稿されるハイライト映像まで、あらゆるものをキャプチャーした。また制作チームは、ATEM Television StudioライブプロダクションスイッチャーからATEM Constellation 8Kにアップグレードして入力数と機能を追加し、コントロール用にATEM 2 M/E Advanced Panel 30を組み合わせた。

エリス氏:長年にわたり、多くの教会でATEMスイッチャーが使われているのを見ていたので、Blackmagic Design製品に興味を持っていました。URSA Broadcast G2カメラのおかげで、プロダクションバリューが大幅に向上しました。組織は急速に成長していますが、制作コストは抑える必要があります。そしてBlackmagic Designはこのニーズを完全に満たしていました。コストを抑えながら成長を続け、現在のような大規模なプロダクションに対応できるようになりました。

ホームとアウェイの両方の試合を撮影するため、URSA Broadcast G2が球場の周囲に配置され、コントロールルームに設置したATEM Constellation 8Kに信号が送信される。ATEMの4つのM/E列のうち2つは、試合の放送をライブスイッチングするために使用され、もう1つのM/E列は、コントロールルームと会場周辺のさまざまなモニターのルーターとして使用される。エリス氏は、ATEM Constellation 8Kの最も便利な機能の1つはSuperSourceであるという。この機能は、プレイヤーがマイクを装着し、試合中にリアルタイムで考えや反応を共有する「Mic’d Up」で頻繁に使用される。

Blackmagic Design導入事例:野球チーム、サバンナ・バナナズの場合

エリス氏:ATEMのSuperSource機能は、「Mic’d Up」においてプレイヤーのISOや試合のライブ映像を表示する画期的な方法でした。サバンナのグレイソン・スタジアムでのビデオボードショーでもATEM Constellation 8Kを使用しており、今後も長期的に展開していく予定です。また、その他の球場でのエンターテインメントを通じて、楽しい試合の舞台裏を臨場感たっぷりに見る機会をファンの皆さんに提供しています。

ビデオチームは、特別なイベントでの完全なリモートカメラコントロール用にATEM Camera Control Panelを、グラフィックシステムのキー&フィルにUltraStudio 4K Miniキャプチャー・再生デバイスを、クリーンフィードとダーティフィードの高解像度収録用に4台のHyperDeck Studio Pro放送デッキを、LUTの作成にDaVinci Resolveポストプロダクションソフトウェアを使用しており、多数のBlackmagic MiniおよびMicro Converterも使用している。最近では、チームの2024~2025年MLBスタジアムツアー向けに、ATEM Talkback Converter 4K、Mini Converter Optical Fiber 12G-SDI、3G SFP Optical Moduleを追加した。これは、ラックマウント型の光ファイバーコンバーターシステムとして機能し、カメラからのフィードをトラックドックに戻し、そこからエンコードしてさらに戻す。

エリス氏:私たちはBlackmagic Design製品を気に入っているので、これからもワークフローの一部であり続けるでしょう。コストを抑えながらプロダクションバリューを高めるのに役立つだけでなく、ワークフローとコンテンツをクリエイティブに活用できる柔軟性もあります。

Blackmagic Design導入事例:野球チーム、サバンナ・バナナズの場合