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ソニーは、メディア総合イベント「Inter BEE 2025」に出展し、「Creativity Connected ともに"つなぐ"コンテンツ制作の未来へ」のテーマのもと、メディア業界の未来を支える幅広いソリューションを展示する。

主な展示内容は以下の通り。

報道現場のニーズに応え、進化するニュース制作ワークフロー

ニュースの制作現場では、効率的かつ迅速な映像制作が求められている。それらを支える、進化したニュース制作ワークフローを紹介する。報道現場での運用性を高め、より即時的な制作を実現するとともに、近年報道機関から求められるコンテンツの信頼性に対するニーズに応えるカメラ商品群や、バージョンアップやセキュリティ対策を迅速に行える新たなニュース制作システムなど、報道現場のニーズに合わせたソリューションを提案する。

XDCAMメモリーカムコーダー「PXW-Z300」、データトランスミッター「LiveU TX1」

2025年10月に販売を開始したXDCAMハンディカムコーダー「PXW-Z300」を、国内初展示する。本機は、業務用ハンディカムコーダーのフラッグシップモデルとして優れた映像描写性能を備えるとともに、カムコーダーとして世界で初めて動画への真正性情報を記録するC2PA規格に対応している。5Gやクラウド技術を活用したワークフローに対応し、より即時的な映像制作を可能とする。

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PXW-Z30

また、LiveU社がソニーとのパートナーシップに基づいて共同開発した小型データトランスミッター「LiveU TX1」を、国内で初めて展示する(参考展示、2026年商品化予定)。複数の通信回線を束ねて使用する「ボンディング伝送」や、カメラにUSB接続するだけで自動的に素材伝送を行う機能を備え、より即時的なニュース制作ワークフローを支える。

ニュース制作ワークフローの迅速化を目指す取り組みとして、新たなカメラゲートウェイ・アプリケーションを参考展示する。

ニュース制作システム「Contents Production Accelerator」

「Contents Production Accelerator」は、パッケージ型を採用した新たなニュース制作システムである。標準化された仕様を採用することで、より柔軟に定期的なバージョンアップやセキュリティ対策を取り入れることが可能になる。2025年11月提供開始予定のバージョンでは、Webベースの素材ブラウザー機能へ対応し、今後、各種機能を順次拡張していくという。

コンテンツの付加価値を高めるライブ制作

スポーツや音楽中継においては、様々なアングルからの多様な映像や、より付加価値の高いコンテンツへの需要が高まっている。小型軽量なシステムカメラや、長距離映像伝送を可能にするオプションシステム、スローリプレイやハイライト編集を可能とする新たなサービスなど、ライブ制作の付加価値向上を支えるソリューションを紹介する。また、ライブ制作ソリューション「Networked Live」のアップデートも展示する。

マルチパーパスカメラ「HDC-P50A」、カメラエクステンションアダプター「HDCE-500」

マルチパーパスカメラ「HDC-P50A」の最新バージョン(2025年9月対応)を展示する。「HDC-P50A」は小型軽量で撮影の自由度が高いことに加え、カメラコントロールユニット(CCU)との接続にも対応したシステムカメラである。2025年9月のアップデートで、CCUとの接続無しに4K 2倍速のハイフレームレート撮影が可能となり、スポーツ中継で印象的なシーンを捉えるなど運用の幅が広がっているという。

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HDC-P50A ※レンズは別

また、システムカメラ商品群の新製品として、カメラエクステンションアダプター「HDCE-500」を国内初展示する(2026年3月発売予定)。本機は、カメラ本体とCCUの双方に接続することで、カメラ本体への電源供給を行い、さらにSMPTE光ファイバー接続をシングルモードファイバー接続に変換することができる。これにより、カメラとCCUの間で最長10kmの映像伝送を実現する。

また、「HDC-P50A」との接続時は、1本のSMPTEケーブルで電源供給、映像伝送が可能となり、クレーンカメラとしての運用や、撮影場所と中継車システムが離れているゴルフ中継などの現場での運用性向上をサポートする。

「HawkREPLAY」

ソニーのグループ会社Hawk-Eye Innovations社が提供する、スポーツ中継向けのリプレイサーバーシステム「HawkREPLAY」を紹介する(2025年冬に国内で提供開始予定)。複数のカメラ映像を統合し、決定的なシーンの様々な角度からのスローリプレイ再生を可能にするなど、スポーツ中継における映像コンテンツに新たな価値を提供する。

「Networked Live」

ソフトウェアライセンスベースでさまざまなフォーマット変換やプロセッシングを可能とする「Virtuoso」は、SRT/HEVC伝送に対応する新バージョンを展示する(2025年12月対応予定)。また、異なる拠点間のIP接続をセキュアに実現することができるIP Media Edge機能を紹介する。

ライブプロダクションスイッチャー「MLS-X1」は、2025年10月にリリースしたVer. 2.4を展示する。ユーザーごとに表示できるメニューを制限する「User Access Control」が実装された。また、Ver. 2.3で実装されたタリーやクロスポイントの情報を組み合わせて自動的に操作を実行する「Conditional Action」が進化し、より使いやすく高速な実行が可能となった。

あわせて、これまで特注ソフトウェアで対応していた複雑な運用を実現することが可能である。また参考出展として、ソフト/ハードの拡張性を生かした、SRT対応やスマートフォンなどでの閲覧に適した9:16での制作など、従来のスイッチャーの役割を超えて制作ワークフローを発展させるソリューションのコンセプトを紹介する。

新たな映像表現を可能にするイメージング商品群

シネマやCM制作、放送局での採用が進むバーチャルプロダクションや、空間コンテンツ制作など、新たな映像表現を可能とする商品群やソリューションを展示する。あわせて、コンテンツ制作に要する工数や制限を削減し、コンテンツ制作をより円滑にする商品やソリューションを提案する。

バーチャルプロダクション

ソフトウェアライセンスベースでさまざまなフォーマット変換やプロセッシングを可能とする「Virtuoso」は、SRT/HEVC伝送に対応する新バージョンを展示する(2025年12月対応予定)。また、異なる拠点間のIP接続をセキュアに実現することができるIP Media Edge機能を紹介する。

ライブプロダクションスイッチャー「MLS-X1」は、2025年10月にリリースしたVer. 2.4を展示する。ユーザーごとに表示できるメニューを制限する「User Access Control」が実装された。また、Ver. 2.3で実装されたタリーやクロスポイントの情報を組み合わせて自動的に操作を実行する「Conditional Action」が進化し、より使いやすく高速な実行が可能となった。

あわせて、これまで特注ソフトウェアで対応していた複雑な運用を実現することが可能である。また参考出展として、ソフト/ハードの拡張性を生かした、SRT対応やスマートフォンなどでの閲覧に適した9:16での制作など、従来のスイッチャーの役割を超えて制作ワークフローを発展させるソリューションのコンセプトを紹介する。

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Crystal LED VERONA

空間コンテンツ制作への活用

Cinema Lineのフラッグシップ機「VENICE 2」とVENICEエクステンションシステムMiniを2セット用いてステレオ撮影し、空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)で立体映像をリアルタイムに表示する展示を行う。VENICEエクステンションシステムMiniの小型カメラヘッドにより人間の平均的な瞳孔間距離でのステレオ撮影を実現するとともに、「VENICE 2」での高画質で自然な立体映像を、空間再現ディスプレイでリアルタイムに表示し、撮影現場でクリエイターをサポートする。

統合ソリューション群「XYN」

空間コンテンツ制作において、誰でも簡単に高品位な3DCGアセットを生成できる「XYN 空間キャプチャーソリューション」のプロトタイプを展示する。撮影を支援するモバイルアプリケーションと、3DCGアセットを生成するクラウドサービスを活用することで、バーチャルプロダクションにおける背景アセット制作や、撮影用小道具のデジタル化など、コンテンツ制作に必要な工数を大幅に削減し、より円滑な制作ワークフローを提案する。

制作プロセスをサポートするDXソリューション

映像制作における制作ワークフローのDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する、「イグナイト・コンテンツ・エコシステム」構想を参考展示として紹介する。パートナー企業との連携を通じて、企画/編成や制作準備/リサーチ、プロモーションでの2次利用など、多くの関係者の業務プロセスの効率化と柔軟なワークフローの構築を目指すとしている。

ライブコンテンツの創出をサポートするロケーションエンタテインメント

近年、映像コンテンツを活用したインタラクティブ性の高いライブコンテンツへの関心が高まっている中、ソニーは、カメラやディスプレイなどの技術に加えて、スタジアムやアリーナへのシステム納入などで培ったノウハウを活用し、ロケーションエンタテインメントのソリューションを提供しているという。ブースでは、来場者のエンゲージメントを高め、ベニューの価値を向上させるライブコンテンツの創出を提案する。一例として、2025年日本国際博覽会(大阪・関西万博)で採用されたソリューションを紹介する。