Sol Rashidi氏
2026年2月3日~6日にスペイン・バルセロナで開催される、世界最先端のプロAV・システム統合イベント「ISE 2026」の基調講演者にソル・ラシディ氏の登壇が決定した。ソル氏は2026年2月4日(水)現地時間16:00に登壇予定。同氏の参加はISE 2026のテーマ「Push Beyond(限界を超える)」を体現し、業界全体にあらゆる機会を探求し可能性の再定義を促すとしている。
ソル氏の基調講演「AIの現実検証:拡大に必要な要素とリーダーシップの未来」では、AIがもはや単なる流行語ではなく、誇大広告、不完全な真実、そして厳しい現実が交錯する戦場となっている現状を深く掘り下げるという。同氏によると、経営陣は迅速な行動を迫られているが、多くの意思決定は事実ではなくノイズに基づいている。基調講演でラシディ氏は虚構を切り捨て、AI市場で実際に起きていることを明らかにするとしている。拡大の核心的推進力として、フレームワークやモデル、AIガバナンスとサイバーセキュリティの不可欠な役割を共有する。同氏自身の経験に基づき、AIイニシアチブの評価方法、データ・人材・競争優位性の保護策を提示する。
ビジネス革新とテクノロジー分野における先駆的な業績で広く知られるソル氏は、Fortune 500企業で4つの最高幹部職を歴任。2016年には世界初の企業向け最高AI責任者として Sony Musics、Merck、Estee Lauderといった各社でAI・データイニシアチブを主導し、その後Amazonの技術幹部として移籍した。10件の特許を保有し、ベストセラー「Your AI Survival Guide」の著者として「Top 50 AI書籍」に選出。これまでに3回のTEDxスピーカーセッションに参加し、累計視聴回数は100万回を超え、FORBES誌より「21世紀のAI異端児&先見者」および「AIを全ての人に届けるトップ5リーダー」に選出されている。
ソル氏は先駆的なキャリアと並行して、「The Human Amplification Index」を開発した。これは、企業がAIを通じてビジネスと労働力をいかに強化しているかを測定する新たなROI評価手法だという。また、AI時代において企業がタスクは外部委託しても批判的思考を委ねないよう、「Intellectual Atrophy」教育も提供している。ソル氏は2011年にIBMのワトソン開発・ローンチで中心的な役割を果たし、現在までに200件以上の導入実績を有している。
実務家かつ経営者として、ソル氏は「テクノロジー界で最も影響力のある女性50人」「AI思想リーダー100人」「データ&アナリティクスリーダー100人」など数々の栄誉に輝いている。
ソル氏は次のようにコメントしている。
ソル氏:課題はAIを導入することではなく、AIを先導的に活用することです。ISE 2026では、誇大宣伝と事実を区別し、強力なガバナンスを実施し、サイバーセキュリティを統合することがいかに決定的な差を生むかを示すことを楽しみにしています。
Integrated Systems Eventsのマネージングディレクターであるマイク・ブラックマン氏は、次のようにコメントしている。
マイク氏:ソル・ラシディ氏を招聘できることを光栄に存じます。ISE 2026での基調講演を心待ちにしております。
ソル氏の先見的なアプローチ、豊富な経験、そして進化するビジネス環境への深い理解は、間違いなく参加者を鼓舞し、AIの一般的な領域を超えて挑戦する力を与えるでしょう。AI、テクノロジー、企業戦略におけるトップクラスのリーダーシップの交差点に位置し、イノベーションとビジネスインパクトを結びつけるソル氏が、その専門知識をISEにもたらすことを楽しみにしています。
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