VMO-AIPlus全体画面イメージ
テレビ北海道(以下:TVh)は、テレビ放送の運行状況を監視、制御するマスターの業務をAI(人工知能)で自動化するシステム「VMO-AIPlus」を開発した(※特許・商標登録出願中)。
放送を滞りなく実施できているかを監視したり、番組やCMを送出したりする業務を従来のオペレーターに代わってAIが自動で行い、マスター業務の省力化を一気に進める。
同製品は、2025年11月19(水)~11月21日(金)、千葉県幕張メッセで開催されるInter BEE 2025で実機を公開・展示する(5番ホール、ブース番号:520)。
VMO-AIPlus
VMO-AIPlusはマスター業務のリモートオペレーションを可能にしたTVhの独自システム「VMO(バーチャルマスターオペレーター)」の技術をベースに、新開発のAIで放送の監視や制御を自動化した。障害発生時にはAIが原因と対策を瞬時に判断して状況をメールで通知し、オペレーターは監視室にいなくても状況の把握と対応ができるようになる。
障害時の復旧制御をAIに任せることもでき、AIが対応の内容や復旧状況をメールで知らせる。既存の設備の種類やメーカーを問わずに導入できるのも特徴で、マスターで管理している映像の信号や管理用の画面情報をそのまま使って業務を効率化できる。
価格
販売はサブスクリプションで、自動監視と通知のみの基本パッケージが月額40万円(税別)である。自動制御などはオプションの機能として提供する。