銀一株式会社は、Steadicamの新製品「Steadicam Volt 3」の受注受付を開始した。
Voltシステムは2025年にアカデミー科学技術賞を受賞した、革新的な撮影機材である。ボルトシステムをステディカムスタビライザーに追加することで、モーターによる電動制御が可能になる。これにより、従来の操作感はそのままに、不要なロールを抑止し、ティルトをより簡単にし、指や身体の動きでコントロールしていたバランシングを補助する。
オペレーターはさまざまな撮影環境で、注意すべき揺れやスレッドのコントロールへ意識 を向ける時間を減らし、純粋にフレーミングに集中できるようになるという。また、このことによって精緻なオペレートができるようになり、ショット回数を減らすことができるとしている。
新たに開発された「ステディカム Volt 3」は、従来のティルト・ロール制御に加え、パン方向制御を強化した3軸対応システムである。新搭載のパンモーターにより、従来テクニックが要求されたクイックなパン動作やパン軸の微細なブレも抑制。これにより、限られたテイク数でも、一層滑らかで美しい映像表現が可能となるという。
Volt 3 対応スレッドとインストールについて
ステディカム Volt 3はステディカム M-2専用のオプションである。「ステディカム M-1」を使用中の場合は、M-2ステージを追加したアップグレードキットを提供する。従来Voltで対応していたサードパーティ製スレッドには非対応となる。
また、「ステディカム Volt 3」はメーカーまたは代理店によるインストールが必要。ユーザーによる組み込みはできない。購入には、M-2ステージのシリアル番号が必要である。
Volt 3 特徴
シーンの追加
ジンバル部分にボタンが追加され、パン、ティルト、ロール、ダンプに加えてイナーシアとドラグの各種パラメータを、シーンとして3つ保存できるようになった。これにより、ボタン一つでセッティングを切り替えることができる。
視認性の高いパラメータディスプレイ
従来のVoltではつまみの量で設定がされていたものが、各パラメータがどの程度の値なのか、数値で表示されるようになった。
ジンバル一体型のモータードライブユニット
従来の跡付けデザインのモータードライブユニットではなく、ジンバル一体型になったことで、より小型・スマートになった。
ユーザーによるファームウェアアップデート
従来のVoltは預かりによるファームウェアアップデートのみに対応していた。Volt 3は本体にUSB-C端子を搭載し、将来的なアップデートをユーザー自身で行えるようになった。
〈Volt 3 インストールオプション〉
- Volt 3(ジンバル + ステージアップグレード)
- Volt 3(ジンバル + フラットステージ)
- Volt 3(ジンバル + ティルトステージ)