日本ラッド株式会社は、米国Bolin Technology社(以下:ボーリン社)の国内正規代理店および技術パートナーとして、同社製品の提供を開始した。
米国カリフォルニア州に本社を置くボーリン社より、以下のリリースが同時に発表されている。
プロ用PTZカメラおよびAV over IPソリューションの主要設計・製造企業であるBolin Technologyは本日、日本の東京に本社を置く日本ラッド株式会社との新たな戦略的提携を発表した。
この戦略的提携はボーリンにとって日本初となるものであり、IPベースの放送およびプロAV技術の新興市場であるAPAC地域におけるプレゼンス強化に向けた重要な一歩となる。本契約により、日本ラッドはボーリンのPTZカメラ及び関連アクセサリー全製品ラインの日本における戦略的ビジネスパートナーとして、現地販売、技術サポート、製品デモンストレーション機能を提供する。
東京に本社を置く日本ラッドは、幅広い業界にサービスを提供しており、同社の映像ソリューション事業部は、日本のプロフェッショナルビデオおよびシステムインテグレーション市場における豊富な経験とネットワークを有している。
ボーリン・テクノロジーのCEOであるカイル・ロー氏は次のようにコメントしている。
ロー氏:日本ラッドを戦略的パートナーかつ日本初の公式販売代理店としてボーリンファミリーに迎えられることを大変嬉しく思います。同社の放送・AV市場における豊富な経験と、現地市場知識、技術的専門性が相まって、理想的なパートナーとなります。日本のお客様に優れたソリューションとサポートを提供するため、共に取り組むことを楽しみにしています。
また日本ラッド株式会社代表取締役社長の大塚隆之氏は今回の契約締結に関し、次のようにコメントしている。
大塚氏:ワールドワイドで多くのお客様と導入実績を持つボーリン・テクノロジー社の日本における最初の販売代理店になり大変光栄です。優れた機構と伝送技術をもった同社製品を日本のお客様に提供できることは私達にとって喜ばしいことです。当社は表示側の高度なディスプレイ管理システム、製造業DXやIoT、AI画像解析等映像に関連したトータルシステム提案ができるエンジニアを揃えていますが、高機能なカメラをラインアップに取り入れることで、入力から出力まで一気通貫のソリューションを提供できるようになることは素晴らしいことです。
この戦略的提携により、ボーリン社はリモート制作、ライブ放送、バーチャルプロダクションなどの市場におけるグローバル技術革新企業としての影響力と存在感をさらに強化するという。
AV over IPが世界的に普及を続ける中、アジア太平洋地域は急速に市場拡大してきている。ボーリン社と日本ラッドの提携は、両社が共有する「日本におけるベースバンド方式からIPベースAVシステムへの移行を主導する」という使命に沿ったものであり、先進的なソリューションを提供していくとしている。
この戦略的提携の発表は、Inter BEE 2025に先立って行われた。同ショーでは日本ラッドがボーリン社の屋内/屋外PTZカメラおよびAV over IPソリューションを展示する。
