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Blackmagic Designによると、愛知県立芸術大学のメディア映像専攻において、Blackmagic DesignのBlackmagic URSA Mini Pro 12K、DaVinci Resolve Studio、DaVinci Resolve Advanced PanelおよびDaVinci Resolve Mini Panelなど数多くの製品が活用されているという。

同校のメディア映像専攻は、2022年に新設され、映像やアニメーション、メディアアート、CGなど、現代の多様なメディア表現を学ぶことができるカリキュラムを提供している。1学年あたりの募集人数は10名と少数精鋭で、学生はさまざまなアート制作に取り組んでいる。その専攻の設立に合わせて、導入されたのがURSA Mini Pro 12KをはじめとするBlackmagic Design製品の数々だ。

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大学内にはグレーディングルームが2部屋用意されており、DaVinci Resolve Studio、UltraStudio 4K Extreme 3、DeckLink 4K Extreme 12G、Teranex AV、SmartView 4K、SmartScope Duo 4Kなどが設置されている。グレーディング用コントロールパネルとしては、DaVinci Resolve Advanced PanelおよびDaVinci Resolve Mini Panelが使用されている。

これらの部屋は授業で使われるほか、学生の個人制作などのプロジェクトでも利用される。また、グレーディングの授業で全員がコントロールパネルを使用できるように、学外でも使用可能なDaVinci Resolve Micro Panelも10台導入されている。

同専攻の池田泰教准教授は次のようにコメントしている。

池田氏:私はこの専攻が立ち上がった初年度に着任しましたが、その準備期間中から、他の先生方とともに導入機材の選定について話し合っていました。私自身、個人の作品制作でもDaVinci Resolve Studioを長年使っていますし、カメラもURSA Miniから使い始め、現在はBlackmagic Cinema Camera 6Kを所有しています。グレーディングルームを構築するなら、Blackmagic Designを中心にしたシステムにするのは必然だったと思います。

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グレーディングルームの設備とは別に、Blackmagic URSA Mini Pro 12KやVideo Assist 12G HDRも導入されており、これらは学生が作品制作で自由に使えるよう運用されている。

池田氏:Blackmagic URSA Mini Pro 12Kは授業で固定的に使用するのではなく、ゼミに参加する学生が作品制作を行う際に、必要に応じて使い方を教えています。私自身も作品作りで使うことがありますし、学生には私物のBlackmagic Cinema Camera 6Kを貸し出すこともあります。

Blackmagic Designの製品を使うことで、プロの現場で求められる品質管理も含めて実践的に学ぶことができます。もちろん、自分でDaVinci Resolve Studioを買って独学することも可能ですが、大学がこのようなグレーディング環境を提供することで、波形モニターを確認しながらコントロールパネルを使ってグレーディングしたり、作品に最適なカメラを選んだり、海外のコンペティションに応募するのに必要なスペックを考慮して最終出力を行なったりと、作品制作の入り口から出口まで、総合的に学ぶことができます。こうした実践的な環境を提供することで、より深い学びが得られていると感じています。