ライカカメラ社(以下:ライカ)は、ライカSLシステムおよびライカQ3シリーズの現行カメラモデルに向けて、2つの新しいファームウェアアップデートを発表した。両ファームウェアアップデートは、「Leica FOTOS」アプリ、またはSDメモリーカード経由でインストールすることができる。
これらのファームウェアアップデートは、各カメラの主要な領域における性能を大きく向上させ、写真・動画撮影の両面で、より高精度かつ高速で直感的な撮影体験を可能にする。ライカSLシステム向けのファームウェア 4.0.0 は「ライカSL3」および「ライカSL3-S」の性能を大幅に高め、数多くの重要なメリットをもたらすとしている。
ハイブリッドオートフォーカスはさらに高速に反応し、人や動物の認識精度も大きく向上している。システム全体の動作速度が最適化され、「ライカSL3」では新たにマルチショットモードが追加された。これにより、最大2億4,000万画素の撮影が可能になる。加えて、「ライカSL3」および「ライカSL3-S」がAdobe Frame.ioに直接接続できるようになり、プロフェッショナルなワークフローがシームレスにつながる。
また、「ライカQ3」シリーズのカメラもファームウェア 4.0.0による大きな恩恵を受けている。「ライカSL3」の高く評価されているインターフェースに着想を得て、ユーザーインターフェースが全面的に刷新された。新しいユーザーインターフェースは、再デザインされたアイコン、最適化された構造、より高速なナビゲーション、そして向上したタッチ操作性を備えている。
さらに、オートフォーカスや設定可能なLeica Looksと組み合わせることで、これまで以上にパーソナルで直感的な撮影体験が実現するとしている。