ATOMOSは、Ninja TX GOおよびNinja TXモニターレコーダー向け新ファームウェアアップデートを発表した。これにより、キヤノン EOS R6 Mk IIIハイブリッドミラーレスカメラからのProRes RAW記録が可能になる。

ファームウェアアップデート12.2.1は、キヤノン EOS R6 Mark IIIの真価を解き放ち、高精細なProRes RAW記録を実現するという。Ninja TXは最大解像度6960×3672（最大30P）、4320×2278（最大60P）に対応。Ninja TX GOは最大解像度4320×2278（最大60P）を実現。さらに両モデルともUSB-C経由でEOS R6 Mk IIIのカメラ制御が可能だ。

ATOMOS CEOのピーター・バーバー氏は次のようにコメントしている。

ピーター氏：キヤノン EOS R6 Mark IIIの発売はハイブリッドクリエイターにとって画期的な瞬間であり、この素晴らしいカメラをサポートできることを大変嬉しく思います。

Ninja TXおよびNinja TX GOでProRes RAW記録を可能にすることで、EOS R6 Mark IIIセンサーが捉え得る細部までを映像制作者が記録できるようになります。

Ninja TX GO/Ninja TX

Ninja TX GOとNinja TXは、プロの映像制作者やコンテンツクリエイター向けに設計されたATOMOSの次世代オンカメラモニターレコーダー。両モデルとも、明るく高解像度の5インチHDRタッチスクリーンディスプレイと高度な記録機能を組み合わせ、Apple ProRes RAW、ProRes RAW HQ、ProRes LT、422 & 422 HQ、Avid DNxなどのフォーマットをサポートし、高品質で編集可能な素材を提供する。

両デバイスとも、ELゾーン、波形モニタ、フォーカスピーキング、LUTサポートなどのリアルタイムモニタリングツールを搭載し、対応カメラではカメラ制御/タッチフォーカスが可能。HDMI経由でCFexpressカードに直接記録（Ninja TX GO）またはSDI＆HDMI経由で記録（Ninja TX）でき、長時間記録と迅速なポストプロダクションワークフローを実現する。

キヤノンEOS R6 Mark III

キヤノンEOS R6 Mark IIIは、3250万画素フルサイズCMOSセンサー、DIGIC Xプロセッサー、デュアルピクセルCMOS AF IIを搭載したハイブリッドミラーレスカメラ。最大40コマ/秒の高速連写、最大8.5段分のボディ内手ブレ補正、7K 60p RAWやオーバーサンプリング4K 60pを含む高度な動画機能を備えている。また、CFexpress Type Bカードスロット1基とSD UHS-IIカードスロット1基を搭載している。

ファームウェア更新の主な機能

  • 新ファームウェアにより、Ninja TXまたはNinja TX GOモニターレコーダーが、キヤノンEOS R6 Mk IIIミラーレスカメラからのHDMI出力、ProRes RAW記録に対応
  • Ninja TXは最大6960×3672（30Pまで）、4320×2278（60Pまで）をサポート。Ninja TX GOの最大解像度は4320×2278（60Pまで）
  • Ninja TX GOとNinja TXの両方でカメラ制御をサポート

ファームウェアバージョン12.2.1は、Ninja TXおよびNinja TX GOモニターレコーダー用の無料の無線アップデートとして現在入手可能。