撮影:蜷川実花
東京ナイトタイム魅力創出プロジェクト実行委員会は、「伝統」と「革新」が融合する街・東京を象徴する「Shinjuku Neon Walk」を開催中。今回、年末年始に時を超える2つの特別企画を実施する。
伝説のアート「新宿の目」が年末年始限定で光が灯り、カウントダウンイベント「Happy New Year Tokyo 2026」では蜷川実花 with EiMのプロジェクションマッピングにも登場する。新感覚の周遊型イマーシブウォーク「五感で巡る百鬼夜行パレード」も2日間限定で開催が決定した。空間音声×触覚×AIで妖怪と出会うユニークな体験となるという。
誕生から約55年の時を経て「新宿の目」が年末年始に光を灯す!蜷川実花 with EiMによるプロジェクションマッピングにも登場!
1969年に彫刻家・宮下芳子が制作したパブリック・アートで、瞳の高さは3.4m、横幅は10mにもおよび、当時は埋め込まれた照明が光り瞳の部分が回転していた。誕生から約55年の時を経て、西新宿の人が行き交う場を見つめ続けてきた「新宿の目」が2025年12月24日(水)よりShinjuku Neon Walk連携企画として点灯する。
さらに大みそかカウントダウンイベント「Happy New Year Tokyo 2026」では都庁を彩る蜷川実花 with EiMによるプロジェクションマッピングにも、蜷川氏自身の撮影により登場する。
「新宿の目」特別点灯(Shinjuku Neon Walk 連携企画)
- 期間:2025年12月24日(水)~2026年1月4日(日)
- 時間:16:00~24:00(予定)
- 大みそか特別点灯
日時:2025年12月31日(水)16:00~2026年1月1日 午前8:00(木)
※ 点灯時刻が前後する場合がある
※ 予告なく点灯日時が変更となる場合がある
- 協力:小田急電鉄株式会社
- 場所:新宿駅西口地下広場
蜷川実花氏コメント
今回、「都市」をテーマに、初めてプロジェクションマッピングに挑戦しています。都庁という大きな舞台でお届けできることが今からとても楽しみです。東京という街は、人の営みが重なって生まれる光をまとい、呼吸するように変化し続ける存在だとずっと感じてきました。
作品中には、幼い頃から親しんできた「新宿の目」も映し出されます。半世紀にわたり、移ろうこの場所を見つめてきたそのまなざしは、私が都市を"生きもの"として捉える感覚とも重なります。
年越しの高揚感がより特別なものになるように、心を込めて取り組みました。多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。
蜷川実花
写真家、映画監督、現代美術家
写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。
木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。「ヘルタースケルター」(2012年)ほか長編映画を5作、Netflix「FOLLOWERS」(2020年)を監督。これまでに写真集120冊以上を刊行、個展150回以上、グループ展130回以上と国内外で精力的に作品発表を続ける。
空間音声と触覚・AIを連携させた新感覚の周遊型イマーシブウォーク「五感で巡る百鬼夜行パレード」を2日限定で開催!
江戸から続く伝統と未来の革新が交わるアートイルミネーション「Shinjuku Neon Walk」の特別企画として、空間音声と触覚・AIを連携させた新感覚のXR体験が登場する。
参加者は光る傘を手にイヤフォンを装着すると、百鬼夜行に参加する妖怪たちの声が聞こえてくるという。師走の百鬼夜行パレードに参加し、歩き出すと祭りの主「X」を探す物語に没入していく。現実とデジタルが融け合うExMetaClubによる実験的なプロジェクトだ。
※ 事前応募にて参加可能

周遊型イマーシブウォーク「五感で巡る百鬼夜行パレード」イベント概要
- 日程:2025年12月27日(土)・28日(日)
- 時間:16:30~20:30 ※ 30分毎に開催、全8回で20:00最終受付
- 場所:東京都庁周辺
- 受付:都民広場(中央通り側) ※ 彫刻「アダムとエヴァ」付近
- 所要時間:約20~25分
- 定員:各回6名
- 応募方法:Shinjuku Neon Walk 公式サイトより応募、事前予約制・先着順
※ 応募締切:2025年12月26日(金)21時まで
※ 留意事項:コンテンツは日本語音声のみで進行される
※ 小学5年生以上推奨
※ 天候や環境によって予定が変更になる場合がある。予定の変更は公式X等で通知
※ 街を周遊するコンテンツのため、歩きやすい服装を推奨
※ 詳細応募フォームを確認のこと
企画・開発:ExMetaClub
メタ認知や境界、触覚をテーマに、仮想空間と現実の交錯する場で実験的なアートワークを展開するクリエイティブユニット。「Shinjuku Neon Walk」では「Lucky Neon Art-笑う門には福来る-」、森美術館「マシン・ラブ展」では物語をAIで共創する参加型ワークショップ、アバターと対話する没入型インスタレーション「Ambient Avatar」や、アートフェスティバル・国際芸術祭では街全体を巨大な実験装置にした周遊型XRアート「Circulation Balls XR」「Metaverse Boundary」など多数展開。
※ 公式Instagram @exmetaclub24
声の出演(CV)折笠富美子、入江玲於奈、音声生成 AI
開発パートナー
音響MRシステム(Mixed Reality プラットフォーム「Auris」):株式会社GATARI
「人とインターネットの融け合う世界を創る」というビジョンを掲げ、2016年に創業したMixed Realityスタートアップです。テクノロジーに深い人間理解を組み合わせ、"見え方を変える"というアプローチによって現実をより良い場所にすることを目指し続けています。
XRデバイスデザイン:株式会社スプラインデザインハブ
「感性とテクノロジーをなめらかにつなぐ」をテーマに掲げ、表現手法や分野の枠を越えたプロジェクトに携わっています。ジャンルを横断するデザインエンジニアリングの視座を中核に、日々まだ見ぬ価値の具現化に挑んでいます。
機材協力:オープンイヤー型オーバーヘッド耳スピーカー「nwm ONE(ヌーム ワン)」NTTソノリティ株式会社
協力:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 Embodied Media Project

「Shinjuku Neon Walk」開催概要
- 日時:2025年11月27日(木)~2026年1月7日(水)16:30~22:00
※ 12月31日(水)は25:00まで - 場所:中央通り(新宿副都心 4号街路)
見どころ
江戸から続く歴史ある伝統と多様な文化が共存する東京で、最先端の技術を駆使した唯一無二のアートイルミネーションが体験できるイベントを西新宿で開催。中央通りに設けた4つのゾーンで、アーティスト真鍋大度らによるAIを活用した作品など、様々な光のアートを楽しめる。幻想的な夜の風景をぜひご堪能いただきたい。
- Neo ネオン屋台(キッチンカー)は24日(水)~28日(日)、31日(水)にオープン!
- 新宿のイルミネーションスポットを巡るShinjuku Neonスタンプラリーも開催中