株式会社焦点工房は、Thypoch「Ksana」のライカMマウント対応・距離計連動レンズ「Ksana 21mm f/3.5 ASPH.」を発売した。希望小売価格は税込98,000円。
Thypoch「Ksana」シリーズの第一弾となる「21mm f/3.5 ASPH.」は、クラシックな外観とレトロな描写を融合した広角レンズである。アルミ合金製の軽量鏡筒を採用し、日常の持ち運びでも負担になりにくい。レトロなデザインはライカカメラとも美しく調和する佇まいを備えている。
独自開発のマルチコーティング「Epoch Coating. ’73」を採用。1970年代の日本製光学レンズに見られた温かみのある琥珀色のフレアや光のにじみを、現代の光学技術で再構築した。透過率や逆光耐性といった基本性能を高い水準で確保しつつ、あえて光の表情を残すチューニングを施すことで、どこか懐かしく詩情を感じさせる空気感を画面に付与する。
クラシックレンズの持つ雰囲気と現代レンズとしての安定した描写性能を両立し、1枚1枚のカットに印象的な個性と創作のインスピレーションをもたらすとしている。
Ksana 21mm f/3.5 ASPH. はブラックとシルバーの2色をラインアップする。
軽量・コンパクトで、思いのままに操れる設計とした。レンズ重量は約130g、マウント面から前端までの全長はわずか27mmとコンパクトで、長時間の手持ち撮影でも負担になりにくい。収納や携行にも便利で、控えめなデザインにより撮影時の取り回しにも優れる。機動性が求められるストリートスナップや旅行、イベントなどの撮影シーンに適している。
現代の工芸で描くレトロな画づくりを追求し、レトロな描写のニュアンスを残しながら高い解像力を両立した。光学系は6群8枚構成で、非球面レンズ、EDレンズ、高屈折率レンズを採用し、色収差や歪曲収差を効果的に抑制する。
9枚羽根絞りにより、F4ではシャープでキレのある18本の光芒を描写し、レトロなフレア表現と高画質を両立することで撮影表現の幅を広げる。
フルサイズカメラで水平画角80.2°を実現し、広角ならではの空間の広がりと豊かな立体感を描写する。最短撮影距離は0.5mで、被写体に近づいた撮影が可能となり、奥行きのある表現や強い立体感を生み出す。
鏡筒には、フォーカスリングに梅花(プラムブロッサム)モチーフの意匠を施したクラシックなデザインを採用。三日月形のフォーカスレバーを組み合わせ、操作性を高めている。ライカボディと調和する外観に加え、指のカーブに沿った輪郭設計により、心地よいホールド感と快適な操作性を実現。素早いピント合わせでも安定したコントロールが可能だ。
最短撮影距離0.5mに対応し、レンジファインダーでのフォーカスが可能。フォーカスリングの0.7m位置にわずかな抵抗を設けることで、レンジファインダーからライブビューモードへの切り替えが必要な距離を直感的に把握できる設計となっている。
仕様
| 対応マウント | ライカM |
| 対応撮像画面サイズ | 35mmフルサイズ |
| 焦点距離 | 21mm |
| レンズ構成 | 6群8枚(ASPH非球面レンズ1枚、EDレンズ2枚、高屈折レンズ3枚) |
| フォーカス | MF(マニュアルフォーカス)※距離計連動型 |
| 絞り | F3.5~F22 |
| 絞り羽根 | 9枚 |
| 最短撮影距離 | 0.5m |
| フィルター径 | 39mm |
| サイズ | 約Φ57×27mm(マウント部・突起部除く) |
| 質量 | 約130g |
| 付属品 | 前後キャップ |