CP+2026のATOMOSブースにおいて、新たなエントリーモデル「NINJA RAW」が初公開され、来場者から大きな注目を集めていた。
新製品の「NINJA RAW」はその名称から最上位モデルを連想させるが、実際にはNINJAシリーズにおけるエントリー機という位置付けである。これにより、同シリーズは「NINJA TX」「NINJA TX GO」「NINJA RAW」の3機種体制となった。ブースの説明員によれば、これら3モデルはまさに「松・竹・梅」のラインアップとして整理されているとのことだ。
最上位の「NINJA TX」はSDIとHDMIの両方を備え、ワイヤレス機能もフル装備したまさに「松」のモデルだ。続く「NINJA TX GO」は、SDIを排してHDMI接続に特化しつつワイヤレス機能は維持した「竹」のポジションにある。
そして最も注目したのが、最もストレートな仕様を持つ新製品の「NINJA RAW」である。これはワイヤレス機能やクラウド連携といった付加機能を一切削ぎ落とし、カメラとHDMIで直接つながり、純粋にRAW記録を行うことに特化した「梅」のモデルだ。
機能を絞り込んだ分、ミラーレスカメラに搭載してRAW撮影に没頭したいユーザーにとっては、これ以上なくシンプルで最適な選択肢と言える。背面インターフェースを確認すると、その割り切りの良さが際立っているのがわかる。ワイヤレスこそ搭載されていないが、USB経由でカメラと接続すればタッチフォーカスやカメラコントロールが利用可能であり、撮影現場での実用性は極めて高い。
モニター専用機である「Shinobi」とは異なり、NINJA RAWはあくまで録画機能を備えたNINJAシリーズに属する。希望小売価格は税込11万7,040円が見込まれており、税込13万円台のNINJA TX GOや税込16万円台のNINJA TXに対し、より導入しやすい価格設定がなされている。機能を限定することでコストパフォーマンスを高めており、これまでのNINJAの役割を実質的に引き継ぐ、新たなスタンダードモデルとしての展開が期待される。
