ゼンハイザーは、世界中のどこからでもゼンハイザーデバイスの可視化と制御を可能にする、安全なクラウドベースのプラットフォーム「DeviceHub」を発表した。広範な社内テストおよびプライベートベータを経て、「TeamConnect Bar Solutions」への対応をはじめとして、現在パブリックベータ版として公開予定だ。
会議や学習をより簡単にするというゼンハイザーのミッションに沿って開発されたDeviceHubは、リモートモニタリング、可視性、そして安全なロールベースアクセスを、ブラウザベースの単一環境に統合する。同プラットフォームは、2025年6月に開催された「InfoComm US」での初発表に続くものであり、2026年を通じて対応デバイスを拡張していく「DeviceHubロードマップ」の次なるステップとなる。
ゼンハイザー ソフトウェア&セキュリティ部門 プロダクトマーケティングマネージャーのイアン・ホロックス氏は次のようにコメントしている。
ホロックス氏:「DeviceHub」は、ゼンハイザーデバイスの管理方法を大きく進化させるプラットフォームです。クラウドベースで安全に管理できる環境を提供することで、IT・AVチームの業務効率を高め、より良い会議や学習体験の実現を支援します。
DeviceHubは、ネットワーク接続されたゼンハイザーデバイスを、あらゆるブラウザから管理可能にするクラウドプラットフォームである。リアルタイムモニタリング、診断、アラートにより、デバイスの状態やパフォーマンスを明確に把握でき、会議や授業でのトラブル防止に貢献する。また、オフライン・オンラインを問わず、迅速な対応を可能にする。
エンジニアにとってDeviceHubは、デバイスを部屋、建物、キャンパス、地域ごとに整理でき、実際の運用環境を反映した構成での大規模管理を容易にする。少数の会議室からグローバル規模の施設まで、プラットフォーム上で全体を俯瞰し、空間ごとのデバイス状況やシステムの安全性を一目で把握できる。
また、ロールベースのアクセス管理により、管理者、技術者、外部パートナーなど、それぞれの役割に応じた操作権限を設定可能である。最新の認証方式にも対応しており、高いセキュリティを確保しながら、安全なチーム連携を実現する。
DeviceHubは「Microsoft Azure」を基盤に構築され、設計段階からセキュリティと信頼性を重視している。認証、暗号化、データ管理において業界標準のITセキュリティ基準に準拠し、継続的な評価とコンプライアンス管理を通じて、ビジネスや教育機関で求められるプライバシーおよびセキュリティ要件に対応している。
提供開始時は「TeamConnect Bar Solutions」に対応し、2026年を通じて他のゼンハイザーデバイスへの対応を順次拡大予定。さらに、ブラウザベースのWeb UIにより、単体デバイスのセットアップも効率的に行え、インストール時のソフトウェア依存を軽減する。今後も、モニタリングや設定、コラボレーション機能を強化する新機能が追加される予定だという。
すでにDeviceHubを導入したユーザーからも高い評価が寄せられているという。カナダ・ケベック州のサント・ジュスティーヌ病院 AVスペシャリストであるギヨーム・アモーラン氏は次のようにコメントしている。
アモーラン氏:「DeviceHub」によって、AVシステム管理が大幅に簡素化されました。新しいデバイスの追加をわずか1つの設定で迅速かつスムーズに行えます。ポータルはアクセスしやすく、チーム全員が日常的に使用しており、場所を問わずバーの設定や使用状況の監視が可能です。
同じくサント・ジュスティーヌ病院のITスペシャリスト、アラン・ラモンターニュ氏は次のように語っている。
ラモンターニュ氏:1台のコンピューターに依存し、マシンを変更するたびにバーを再登録する必要があった従来のCockpitベースと比べ、「DeviceHub」は時間と柔軟性の両面で大きな改善をもたらしました。今後、さらに多くのデバイスをポータルと同期できるようになることを期待しています。