株式会社コシナは、フォクトレンダー(Voigtlander)ブランドのフルサイズ対応標準レンズ「SEPTON 40mm F2 Aspherical」のソニーEマウント用およびニコンZマウント用を発売する。発売時期はEマウント用が2026年3月、Zマウント用が2026年4月となっている。希望小売価格はいずれも税込93,500円。
SEPTON(セプトン)とは、1950年代末から1960年代にかけてレンジファインダーに代わる新しい撮影プラットフォームとして販売されたレンズシャッター式一眼レフ、ベッサマチックおよびウルトラマチック用に開発された標準レンズに付けられたレンズの名称だ。セプトンは、1950年にレンジファインダーカメラ用として登場したウルトロンの6枚構成に1枚のレンズを増補することで更に光学性能を向上させたレンズで、フォクトレンダーの銘玉のひとつとして知られている。
SEPTON 40mm F2 Aspherical E-mount/Z-mountは、ミラーレスカメラにマッチしたコンパクト性を備えたパンケーキタイプの標準レンズだ。フルサイズソニー Eマウントセンサーに最適化され、6枚構成のオルソメタータイプをベースに非球面レンズ1枚を追加することで、光学系を小型化できるオルソメタータイプのメリットを維持しながらF2という明るさを実現した。
引き伸ばし用レンズにも多くの採用例があるオルソメタータイプの特長として歪曲収差が極めて少なく、直線のモチーフに対して歪みを感じさせることなく描き切ることのできるレンズだ。
マウント面からの全長は30mmとコンパクトなことから持ち運びやバッグからの出し入れのストレスが少なく、準広角レンズとしても使える40mmの画角は常用レンズに適している。最短撮影距離は0.3mで、テーブルフォトにも活躍する。
コンパクトさを損なわないドーム型の金属製ねじ込み式フードが付属する。フードの外周にはφ52mmのスレッドがあり、フード使用/不使用の双方でフロントキャップが共用できる。
両モデルとも電子接点を搭載しており、マウントごとに以下の機能に対応する。
- Eマウント用:撮影データのExif情報記録に加え、距離エンコーダーの内蔵により5軸ボディ内手ブレ補正に対応。フォーカスリング操作によるファインダー拡大表示も可能だ。絞りリングには1/3ストップのクリックが付く。
- Zマウント用:Exif情報記録、ボディ内手ブレ補正(3軸)に加え、電気通信対応ボディとの組み合わせで3種類のピント合わせサポート機能(フォーカスポイント枠色変化、ピーキング、拡大ボタン)に対応する。