Appleは、Macとの高い親和性を備え、一般ユーザーからプロフェッショナルのニーズまで対応する新しいディスプレイファミリーを発表した。新しいStudio Displayは、画質が向上しデスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラ、スタジオ品質の3マイクアレイ、空間オーディオに対応した6スピーカーサウンドシステムを搭載している。

新型Studio Displayファミリーは2026年3月4日より予約を開始し、3月11日より販売を開始する。Studio Displayは税込269,800円から(学生・教職員価格は税込252,800円から)、Studio Display XDRは税込549,800円から(学生・教職員価格は税込532,800円から)となる。

Touch ID搭載Magic Keyboard(テンキー付き)は税込27,800円、Magic Trackpadは税込21,800円、Magic Mouseは税込10,800円から販売される。また、故障や事故に対応する保証サービスとしてAppleCare+も提供する。

Studio DisplayおよびStudio Display XDRは、Thunderbolt 5の接続性を備え、高速アクセサリの接続やディスプレイの連結接続(デイジーチェーン)に活用できる多くのダウンストリーム接続を提供する

Studio Display — Macとの高い親和性を実現するパートナー

新しいStudio Displayは、写真・ビデオ編集からプログラミング、音楽制作まで、幅広いプロフェッショナルのワークフローにおいて優れた体験を提供する。27インチ5K Retinaディスプレイは1,400万以上のピクセル、600ニトの輝度、P3広色域を備え、忠実な画像表示を可能にした。

デスクビューに対応した12MPセンターフレームカメラ、スタジオ品質の3マイクアレイに加え、4つのフォースキャンセリングウーファーと2つの高性能ツイーターによる6スピーカーサウンドシステムを搭載している。Thunderbolt 5の採用により、最大4台のディスプレイを連結して約6,000万ピクセルを表示できる。

付属のThunderbolt 5 Proケーブルを使用すれば、14インチMacBook Proの高速充電に十分な最大96Wの電力を供給可能だ。標準ガラスのほか、光の反射を抑えるNano-textureガラスのオプションも用意されている。

Macへの接続により、新しいStudio DisplayはAdobe Lightroomを使用する写真家、Adobe Illustratorを用いるデザイナー、Pro Toolsで作業する音楽プロデューサーなど、幅広いユーザーの業務を支援する

Studio Display XDR — プロの要求に応える高度なディスプレイ

Studio Display XDRは、高いスクリーン性能を求めるユーザー向けに、先進的なテクノロジーと堅牢な機能を備えている。2,000ニトのピークHDR輝度、1,000,000:1のコントラスト比、P3およびAdobe RGBの広色域、120Hzのリフレッシュレートを搭載。HDRビデオ編集や3Dレンダリングといった負荷の高い業務向けに設計された。

Studio Display XDRはプロ向けの視覚体験を向上させ、Adobe PremiereやAutodesk Flame、SideFX Houdiniといったアプリケーションを使用するユーザー向けに設計されている

先進的なXDRディスプレイテクノロジー

5,120×2,880解像度の27インチ5K Retina XDRディスプレイは、微細なディテールを再現する。2,304のローカルディミングゾーンを持つミニLEDバックライトにより、高いコントラストを実現した。最大1,000ニトのSDR輝度、2,000ニトのピークHDR輝度、1,000,000:1のコントラスト比を提供し、ハロー現象を抑制したHDRコンテンツの表示を可能にしている。

強化された色精度

デザインや印刷の業務に適したStudio Display XDRは、P3に加えAdobe RGBの色域にも対応している。Rec. 2020の80パーセント以上をカバーし、カラーグレーディングのリファレンスディスプレイとしても機能する。同一のプリセットから各色空間へアクセスできるため、プロのワークフローを効率化する。

Studio Display XDRはP3およびAdobe RGBの広色域に対応し、DaVinci ResolveやCapture One、Adobe InDesignなどで作業を行う印刷・デザイン分野のプロフェッショナルに適している

120Hzのリフレッシュレートとアダプティブシンク

120Hzのリフレッシュレートにより、滑らかで反応の良い動きを実現している。アダプティブシンクは47Hzから120Hzの間でリフレッシュレートを連続的に変化させ、レイテンシーの低い映像表示を可能にする。

カメラ、オーディオ、Thunderbolt 5接続の統合

被写体をフレームの中心に保つ12MPセンターフレームカメラを搭載。デスクビュー機能はクリエイティブな実演に役立つ。指向性ビームフォーミングを備えたマイクアレイと、空間オーディオ対応の6スピーカーサウンドシステムも装備した。

Thunderbolt 5ポートは高速アクセサリの接続やディスプレイの連結に対応し、ハブとしての機能も果たす。最大140Wの電力供給が可能で、16インチMacBook Proの高速充電を行いながら、配線を簡素化した作業環境を維持できる。

多様なワークフローに対応するため、Studio Display XDRは2基のThunderbolt 5ポートと2基のUSB-Cポートを装備している

汎用性の高いスタンドとアクセサリ

傾きと高さを調整できるスタンドが付属し、105mmの範囲で高さ調整が可能だ。カウンターバランスアームの採用により、軽い力で正確な位置調整が行える。また、オプションでVESAマウントアダプタも選択可能だ。

Studio Display XDRの傾きと高さを調整可能なスタンドは、多様な作業環境のニーズに対応する

Studio Displayファミリーと環境

2030年までのカーボンニュートラル達成に向け、再生素材を積極的に採用している。スタンドには100パーセント再生アルミニウム、標準ガラスには80パーセント再生ガラスを使用。エネルギー効率や安全性に関するApple独自の高い基準を満たしている。