NEPグループは、ソフトウェアオーケストレーションシステム「NEP Platform」を発表した。NEP Platformは、業界におけるメディアインフラおよびハイブリッドワークフローの管理方法に変革をもたらすものだという。

NEP Platformは、複数のベンダーが提供する重要な制作アプリケーションの展開を、単一の安全なインターフェース内で統合する。現在、オーストラリアやノルウェーで最近導入された「ソフトウェアファースト」の新型モバイルユニットを含め、世界中のNEP自社施設の多くに導入されているNEP Platformは、NEPのエンジニアによる継続的なサポートのもと、自社の施設に統合を希望する顧客向けに商用提供されている。

NEP Platformは、メディア制作向けに充実した信頼性の高いソフトウェアアプリケーションのコレクションを提供しており、NEPのお客様はワークフロー設計においてより多くの選択肢と制御力を得ることができる。映像ミキシング、音声ミキシング、リプレイ、インフラストラクチャ、マルチビュー、計測といった不可欠な制作機能は、Bridge Technologies、Calrec、Grass Valley、Lawo、Manifold、パナソニック、ソニー、およびSソニー傘下のHawk-Eye Innovationsといった業界をリードする企業から提供されており、今後もさらに追加される予定。オペレーターはボタンをクリックするだけで、各イベントに最適な設定を構成し、必要に応じてリソースを調整できるため、ダイナミックで適応性が高く、拡張性のある環境を構築できるという。

NEP グループのCEOであるマーティン・スチュワート氏は次のようにコメントしている。

スチュワート氏:NEP Platformの立ち上げは、NEPのイノベーションの道のりにおいて、また業界におけるソフトウェアの活用方法において、重要な一歩となります。

企業はこれまで以上に多くの市場で、より多くの視聴者にコンテンツを配信しており、そのためには高い俊敏性が求められます。私たちの目標は常に、コンテンツ制作を簡素化し、お客様が容易かつ安全に大規模なコンテンツ配信を行えるようにすることでした。NEP Platformが、お客様の変化に合わせて柔軟に対応できる長期的なソリューションを提供できることを大変嬉しく思います。

NEP Platformは、複数のベンダーが提供する重要な本番アプリケーションの展開を、単一の安全なインターフェース上で一元管理する

進化し続ける、安全で持続可能なプラットフォーム

NEP Platform は、大規模な再構築を行うことなく、新しいアプリケーションやソフトウェアのアップデートを通じて機能を拡張できるため、ユーザーはコンテンツ制作に専念でき、技術面はNEPに任せられるという。これにより、次のようなメリットが得られる。

  • NEP Platformは、制作の需要変化に応じてリソースを自動的に割り当てることで、ソフトウェアの効率性をさらに高め、チームが必要な計算能力のみを使用できるようにする。これにより、インフラストラクチャ、ライセンス、リソースの使用状況が明確に把握できるため、コストを正確に予測することが可能になる。
  • NEPの専門家チームは、NEP Platformの導入が安全に行われ、システムが堅牢であることを保証している。NEP Platformは、継続的な脆弱性スキャン、強力なIDおよびアクセス制御、暗号化、そして継続的な監視を提供し、ユーザーの環境を保護し、制作を確実に放送し続ける。また、導入のたびにアプリケーションのバージョンと構成を検証することで、ソフトウェアにありがちな多くの落とし穴を回避する。
  • インテリジェントなスケーリングにより、NEP Platformは制作現場の電力消費とハードウェアの発送ニーズを削減し、より持続可能な取り組みを支援する。

NEP Platformの副社長であるダン・マーフィー氏は、次のようにコメントしてる。

マーフィー氏:NEP Platformは、複雑さを増すことなく、お客様に真の選択肢を提供します。 単一のインターフェースから、チームは好みのアプリケーションを起動し、数分でワークフローを展開し、制作ニーズの変化に応じてスケールアップすることができます。

この新しいインフラ管理手法により、お客様は既存のハードウェアとシームレスに連携するソフトウェアベースのソリューションへ移行できます。これにより、お客様の投資を保護するだけでなく、将来のテクノロジーを活用できる体制を整えることができます。

NEP施設に設置されたNEPプラットフォームのUI

革新という同社の伝統を継承

ライブ制作の未来は、ハードウェアやソフトウェアのいずれかだけで決まるものではない。両方のソリューションがいかに効果的に連携するかが、その未来を左右するという。NEP Platformは、NEPがソフトウェア開発に注いできた投資と、数十年にわたる革新と信頼性の実績を基盤として、そのような環境を構築するとしている。

NEP Platformがユーザーのメディア運用に、いかにしてさらなる柔軟性、拡張性、信頼性、そして制御性をもたらすかについては、こちらをご確認のこと。

NEPグループは、4月18日から22日までラスベガスで開催されるNAB 2026に出展予定。