Blackmagic Designは、新製品「Blackmagic SDI Expander 8x12G」を発表した。この新しいコンバーターでは、既存のあらゆる12G-SDI機器を、最新の100GイーサネットSMPTE-2110 IPシステムに接続できる。同コンバーターは、8つの双方向12G-SDI接続と、SMPTE-2022-7の冗長性に対応した2系統の100Gイーサネット接続をサポートしている。
Blackmagic SDI Expander 8x12Gは、6月より世界中のBlackmagic Design販売店にて、税込522,800円で発売予定だ。
なお、Blackmagic SDI Expander 8x12Gは、NAB 2026のBlackmagic Designブース(#N2502)にて展示される。
Blackmagic SDI Expander 8x12Gは、双方向の同時変換が可能だ。8つの独立した12G-SDIチャンネルをSMPTE-2110に変換し、同時に別の8チャンネルのSMPTE-2110を12G-SDIに変換できる。つまり、1Uラックサイズのユニットで16チャンネルの変換が可能。SMPTE-2110接続は、2つの100Gイーサネットポートを使用して、SMPTE-2022-7の完全な冗長性を確保する。
また、NMOSコントロール専用のイーサネットポートや冗長構成のデュアルAC電源も搭載しており、信頼性の高い放送オペレーションを実現できる。
100Gイーサネットを搭載したすべてのBlackmagic SMPTE-2110製品と一部の10Gイーサネットモデルは、2つの独立したイーサネットポートによる冗長構成になっている。SMPTE-2110の冗長性は、2つの同一のビデオとオーディオの信号を2つの独立したネットワーク接続を通じて送信することで実現される。
予備のイーサネットポートを別のイーサネットスイッチに接続すると、冗長性がさらに向上する。この冗長性は、SMPTE 2022-7(Seamless Protection Switching)と呼ばれる。2つの接続のRTPパケットをシーケンス番号で比較し、先に受信したパケットのピクセルを用いて完全なビデオフレームを再構築する。この切り替えは、リアルタイムで完璧にシームレスに行われ、コマ落ちやオーディオグリッチは発生しない。
Blackmagic DesignのCEO、グラント・ペティ氏は、次のようにコメントしている。
ペティ氏:多くの方々が12G-SDI機器を所持しており、100GのSMPTE-2110システムで使用することを望んでいます。これを簡単に実現するのがSDI Expander 8x12Gです。
この製品を既存のスイッチャーのブレイクアウトボックスとして使用することで、8系統ずつの入出力を追加できます。また、機材室で増えがちなBNCケーブルの整理にもつながります。放送設備の構築と管理がはるかに簡単になることを大いに気に入っていただけると思います!
Blackmagic SDI Expander 8x12Gの機能
- 12G-SDI機器を100GイーサネットSMPTE-2110 IPシステムに接続
- 8つの双方向接続とSMPTE-2022-7の冗長性をサポート
- 1Uラックデザインに12G-SDI入力および12G-SDI出力を8個ずつ搭載
- 冗長構成の100GイーサネットはSMPTE-2022-7に完全準拠
- SDI接続はSD、HD、Ultra HD間で切替可能
- 専用のNMOS接続でIPソースのルーティングが可能
- フロントパネルのLCDでビデオ入出力のモニタリングが可能
- フロントパネルのスピーカーとヘッドフォンでオーディオのモニタリングが可能
- 冗長構成のデュアルAC電源で放送の信頼性を確保
- 13カ国語のインターフェースで世界中で使用可能