Capture Oneは、RAW現像ソフト「Capture One」の最新アップデート(16.8)をリリースした。同社ウェブサイトからダウンロードできる。
今回のアップデートで、AIによる強力なノイズ除去「Enhanced Denoise」を搭載し、高感度画像のディテールを損なわず復元可能に。また、Canon最新機での高速ワイヤレステザー2.0や、ミスショットを自動検知するAI選別機能など、撮影から納品までのワークフローを加速させる新機能が多数追加されている。
Enhanced Denoise:高ISOで撮った写真を復元
Enhanced Denoiseは、高感度(高ISO)画像向けのAIノイズリダクション機能をCapture Oneに直接組み込んだ機能だ。Impactスライダーを使えば、ザラついた質感からなめらかな仕上がりまで、どれくらいクリーンにするかを自在に調整できる。肌のトーンは自然なまま、ディテールの質感はシャープに保たれ、処理はバックグラウンドで実行されるため、その間もほかのショットの作業を続けることが可能だ。
Assisted Review (Beta)
Assisted Reviewは、目を閉じているポートレートやピント外れ、露出の問題があるカットにフラグを立ててくれるため、すぐに仕上げる価値のあるショットにジャンプできる。タグはブラウザ上にそのまま表示され、スマートアルバムの条件として利用でき、星評価やカラータグとも組み合わせられる。ファーストセレクトをサポートするために作られているため、より速い納品を可能にする。
Canon向けワイヤレス tethering 2.0
まるで有線のように高速なワイヤレステザー撮影(tethering)が可能になった。Canon EOS R5 Mark IIとEOS R1 Mark II専用の2nd Gen Wireless Tetheringなら、1秒以内に編集可能なRAWプレビューを表示でき、プロレベルのワイヤレステザー撮影を現場にもたらす。
撮影モード「プレビューが準備でき次第」
新しいテザー撮影モード「プレビューが準備でき次第」では、撮影した瞬間に、カラーグレーディングされシャープになった画像がすぐ画面に表示される。マスキングやレタッチのような重い調整はバックグラウンドで処理され、完了したタイミングで適用される。各カットの合間に待たされることなく、撮影を止めずに進められる。
Studioの新機能アップデート
StudioのTeamsおよびEnterpriseの顧客向けに、16.8では大規模なワークフローでCapture Oneを運用するための2つの方法が追加された。ポストプロダクションサービスへのダイレクト接続と、IT管理者やスタジオマネージャー向けの一元管理ポータルだ。
撮影から公開まで、引き継ぎなしで完結
Capture Oneから接続済みサービスへ、1つのActions(アクション)で画像をそのまま送信できる。最初の3つのコネクター(Pixelz、Photoroom、Gemini (Nano Banana))により、レタッチ、背景処理、クリエイティブ生成を、書き出しの最終ステップにまとめて実行できる。メールのやり取りも、手動でのファイル振り分けも不要だ。Studioマネージャーは、管理ダッシュボードから接続設定を一元管理できる。
改良された再テザー接続
ReTetherが、キヤノンのワイヤレスおよび有線ワークフローの両方に対応した。さらに、新しいツールバーのトグル、カメラツール内での進行状況インジケーターを追加し、キヤノン機でのデュアルカードスロット撮影時に重複ファイルが発生しないようになった。
3台の新しいカメラ
Canon EOS R6 V、Phase One IXM-RS250、Panasonic DC-L10に新たに対応した。
その他のアップデート
新しいコンタクトシートでは、表紙ページ、カスタムヘッダーとフッター、レーティング、軽量なPDFを使って、ブランド入りのクライアント向けプルーフやカタログを作成できるようになった。Studioユーザーは、書き出しレシピをフォルダーに整理し、Cloud Settingsを通じて同期することも可能だ。