KIPONは、2つのシネマ用アダプター「PL-Sony E可変NDアダプター」「PL-Nikon Z可変NDアダプター」を発表した。プロフェッショナルなシネマ撮影向けに特別に設計された両アダプターは、連続可変式ニュートラルデンシティシステムをマウントに直接統合しており、映像制作者にとってより軽量で、迅速かつ効率的なワークフローを実現するという。

今回の発売は、KIPONにとっても歴史的な節目となるという。同社史上初めて、主力となるシネマ向け製品が日本で設計・組み立てられ、日本の光学サプライチェーンを基盤として製造された。

10年にわたる革新

10年以上前、KIPONは可変NDシステムを内蔵した、業界でも最も初期のオートフォーカスアダプターの一つを開発した。

今回その先駆的な精神が新たな形で復活し、統合型可変ND技術がプロフェッショナルなシネマの世界にもたらされるという。

KIPONは次のようにコメントしている。

KIPON:これらの製品は、光学工学とアダプター設計における長年の経験の集大成です。

私たちの目標は、光学品質やレンズの互換性を損なうことなく、実際の撮影ワークフローを改善するツールを生み出すことでした。

プロ用シネマレンズ向けに設計

可変ND技術をPLアダプターに統合する上で最大の技術的課題の一つは、後部光学群が突出しているシネマレンズとの互換性を維持することだという。

この問題を解決するため、KIPONは独自の深埋め込み型可変NDアーキテクチャを開発した。NDアセンブリはアダプター本体内で可能な限り奥深くに配置され、精密なマルチスタートネジ機構により、フランジ焦点距離の正確な調整が可能となっている。

この設計により、後部レンズ要素のクリアランスが最大化され、幅広いプロ用PLシネマレンズとの互換性が確保されている。

業界のプロフェッショナルと共同開発

開発の全過程において、KIPONは、三和映材やCRANKの技術専門家やカメラクルーをはじめとする、日本の映画業界をリードするプロフェッショナルたちと緊密に連携した。

レンタル技術者、撮影監督、制作関係者からの幅広いフィードバックが最終的な設計に反映され、アダプターが現代の映画制作における実用的なニーズを満たすものとなったという。

日本の光学品質

このシステムの核となるのは、日本で製造された最高級の可変NDモジュールだ。

光学フィルターは、日本の専門工場で製造されており、プロの映像制作者が求める卓越した光学平坦性、色の一貫性、画質、そして長期的な信頼性を実現している。

KIPONの中判シネマ・エコシステムに対応

新しいアダプターは、KIPONの「Mamiya645-PL 0.7x 光学焦点距離短縮システム」と完全な互換性がある。

ユーザーは、両製品を機械的な干渉なく組み合わせることで、次のような特徴を備えた独自のシネマソリューションを構築できる。

  • 中判カメラ特有の画質特性
  • 0.7倍の焦点距離短縮
  • 光透過率の向上
  • 統合型可変NDコントロール

この統合により、ヴィンテージの中判レンズを使用する撮影監督の創造的な可能性がさらに広がるとしている。

在庫状況

両アダプターとも、2026年8月中旬より出荷を開始予定。

いずれかの可変NDアダプターと「KIPON Mamiya645-PL 0.7x 光学焦点距離短縮レンズ」をセットご購入の場合、15%のセット割引が適用される。