Blackmagic Designの発表によると、Apple Vision Pro向けのイマーシブビデオプラットフォームを提供するAmpliumが、バスケットボールチーム「川崎ブレイブサンダース」のホームゲームを2台のBlackmagic URSA Cine Immersiveカメラで撮影したという。同プロジェクトは株式会社コンセントとの共同制作で行われ、川崎ブレイブサンダースのプロモーション向けコンテンツとしてAmpliumのプラットフォーム上に限定公開されている。
AmpliumはApple Vision Pro向けのイマーシブビデオ(没入型映像)に特化したエンコーダーおよび配信プラットフォームを開発・提供している。同プラットフォームは、URSA Cine Immersiveで撮影されたコンテンツのみを扱っており、その圧倒的な映像品質はユーザーから高く評価されている。
同プロジェクトを共同制作した株式会社コンセントは、映像演出・立体視・イマーシブメディアに精通したクリエイティブディレクター・渡邊徹が率いるイマーシブ映像チームを擁し、映画・医療・教育・観光・社会課題など多様な領域で豊富な実績を持つ。
Ampliumの代表を務める佐藤響氏は次のようにコメントしている。
佐藤氏:川崎ブレイブサンダースの代表の方に、Apple Immersive Videoのスポーツコンテンツについてご紹介したところ、強い関心を持っていただきました。同様の取り組みを日本でも実現したいと考えたんです。スタジアム観戦に劣らないリアルな視聴体験を提供したい。それができるのがApple Vision ProとURSA Cine Immersiveだったんです。

同プロジェクトには2台のURSA Cine Immersiveを使用し、ゴール下付近、ベンチ横、さらには選手入場時や試合終了後の握手の列といった特定の場面ではコート上など、試合中の様々な場所に設置した。
佐藤氏:まるでコートサイドに立っているかのような臨場感を生み出す位置に、カメラを設置することができました。
同プロジェクトを技術面で支えたコンセントの渡邊氏は次のようにコメントしている。
渡邊氏:今回は、試合のダイジェストをApple Immersive Videoで体験してもらうことが目的でした。そのため試合を定点で長時間撮影するのではなく、クォーターごとにカメラを移動して様々なアングルを収録しました。ベンチ横ではヘッドコーチが指示を出しているところを間近で捉え、オープニング時はコート内に入り、選手たちがハイタッチで出てくるところを目の前で見られるアングルも撮りました。
URSA Cine Immersiveはピントや細かい設定などを過度に意識せずに撮影できるので、非常に機動性の高いカメラだと感じました。カメラを現場に持ち込んですぐに撮影を開始できます。1カメ撮影であれば、周辺機器も最小限なので1人でも運搬可能です。バッテリー交換も撮影中一度だけで済み、頻繁にポジションを移動しての撮影でしたが、スムーズに混乱なく撮影できました。

撮影後のポストプロダクションはDaVinci Resolve Studioで行われた。編集を担当したコンセントの岩見祥汰氏は次のようにコメントしている。
岩見氏:素材量がかなり多かったので、まずProxy素材で編集し、一度書き出してApple Vision Proで確認した後、オリジナル解像度に戻してグレーディングなどを行いました。Immersive Video特有の作業には慣れは必要ですが、それでも通常の2Dの編集と比べて大幅に作業時間が増えるということはありません。
できるだけ試合のリアルな雰囲気を届けたいので、過度な色作りはせず、自然なホワイトバランス調整、コントラスト調整、ノイズリダクションを中心に仕上げています。
佐藤氏:自宅にいながらにして、まるでスタジアムにいるかのような臨場感・熱狂あふれる視聴体験を楽しめる時代は必ず来ると確信しています。そして、その実現に欠かせないのがURSA Cine Immersiveです。
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