株式会社デジタルSKIPステーションは、SKIPシティ映像ミュージアム(埼玉県川口市)にて開催される「コマ撮りってなに?展」(2026年7月〜9月)の関連企画として、7月26日(日)に「16mmフィルムで観る コマ撮り名画鑑賞会&トーク」を開催する。
日本のストップモーションアニメーション史に輝く傑作群を、今では貴重となった16mmフィルムで上映する。
さらに、上映後には日本を代表するコマ撮りアニメーションの巨匠・クリエイター陣による、ここでしか聞けない生解説や制作秘話などのトークセッションを実施する。参加費無料(要事前予約)で参加できる。
上映作品(16mmフィルム)
午前の部(11:00〜12:30)
『おこんじょうるり』
1982年 / 26分
監督:岡本忠成
イタコの婆さまと、浄瑠璃が得意なキツネが織り成す心温まる物語だ。岡本忠成監督の最高傑作との呼び声も高い、日本アニメーション史に輝く不朽の名作である。
『花折り』
1968年 / 14分
監督:川本喜八郎
壬生狂言の「花折り」を題材に、小坊主と住職、大名と太郎冠者が繰り広げる桜をめぐる珍騒動を描く。人形作家であった川本喜八郎監督の自主制作アニメーション第1作となった記念碑的作品だ。
午後の部(14:00〜15:30)
『注文の多い料理店』
1991年 / 19分
監督:岡本忠成
監修:川本喜八郎
宮沢賢治の同名名作を映像化。完成目前に急逝した岡本忠成監督の遺志を継ぎ、盟友・川本喜八郎監督が完成させた、人形アニメーション界の2大巨頭による奇跡の共同作品である。
『くまの子ウーフ』
1982年 / 18分
監督:マガリ文子(真賀里文子)
神沢利子氏によるロングセラー児童文学を映像化。日本を代表する人形アニメーター・真賀里文子(マガリ文子)監督がメガホンを取り、「生きることの不思議」を愛らしく描いた、子どもから大人まで楽しめる温かみあふれる名作だ。
登壇者プロフィール
(敬称略)
真賀里 文子
人形アニメーター、演出家。子ども向け作品からCM、特撮アニメーションと守備範囲は広く、これまで関わった作品の数は、CMを含めると1000本以上にのぼる。また、近年はワークショップや講演などアニメーションの教育・育成活動も積極的に行っており、マガリ塾もその一環だ。
- 人形アニメーション映画:『くるみ割り人形』(1979年)、『キティとミミィのあたらしいかさ』(1981年)、『くまの子ウーフ』(1983年)他
- 映画:『帝都物語』(1988年)、『孔雀王』(1988年)他
- CM:ホンダ、サントリー、コンタック、ドコモダケ、イソジン他
和田 敏克
アニメーション作家。1966年、福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒業。岡本忠成監督の短編アニメーション映画に憧れ、電通プロックス映像企画演出部に入社した。96年より独自の手法によるアニメーション制作を開始する。
プチプチ・アニメ『ビップとバップ』が国内外のアニメーション映画祭で受賞、入選したほか、川本喜八郎監督『冬の日』では第2部ドキュメンタリーの構成・演出などを担当。2007年、荒井良二原作『スキマの国のポルタ』が第10回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した。ベテランアニメーション作家9人とのアニメーション創作集団「G9+1」も活動中だ。
11年、電通テックを退社。東京造形大学特任教授。日本アニメーション協会理事。日本アニメーション学会事務局長。
伊藤 有壱(進行)
1962年東京生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。VFX、CG映像制作を経て1995年I.TOON Ltd.を設立、同代表。クレイを核にデジタル技術と融合したアニメーションや、キャラクターデザインを手がける。
代表作にNHK Eテレ『ニャッキ!』(第1回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞)、『ポンデライオン(ミスタードーナツ)』、『ハーバーテイル』(チェコZLIN FILM FESTIVAL最優秀アニメーション賞・観客賞受賞)、『ガーデンベア(全国都市緑化よこはまフェア2017公式キャラクター)』等がある。
東京藝術大学大学院映像研究科教授。日本アニメーション協会監事。ASIFA- JAPAN理事。
タイムスケジュール
午前の部
| 10:30 | 開場 |
| 11:00~11:26 | 『おこんじょうるり』(26分)上映 |
| 11:26~11:46 | 休憩・フィルムチェンジ(20分) |
| 11:46~12:00 | 『花折り』(14分)上映 |
| 12:00~12:30 | トーク(30分) ゲスト:真賀里文子、和田敏克 進行:伊藤有壱 |
午後の部
| 13:30 | 開場 |
| 14:00~14:19 | 『注文の多い料理店』(19分)上映 |
| 14:19~14:39 | 休憩・フィルムチェンジ(20分) |
| 14:39~14:57 | 『くまの子ウーフ』(18分)上映 |
| 14:57~15:27 | トーク(30分) ゲスト:真賀里文子、和田敏克 進行:伊藤有壱 |
イベント開催概要
| イベント名 | 「コマ撮りってなに?展」関連イベント 「16mmフィルムで観る コマ撮り名画鑑賞会&トークイベント」 |
| 開催日時 | 7月26日(日) 午前の部(11:00〜12:30)『おこんじょうるり』『花折り』 午後の部(14:00〜15:30)『注文の多い料理店』『くまの子ウーフ』 ※上映作品は予告なく変更になる場合がある。 |
| 会場 | 彩の国ビジュアルプラザ4F 映像ホール |
| 料金 | 無料 |
| 予約 | [事前申込]オンラインのみ/全席指定/先着順 ※申込期間:7月17日(金)12:00~7月25日(土)23:59 ※当日申込は空席がある場合のみ会場にて受付 |
| 定員 | 各回293名 |
| 協力 | 埼玉県立熊谷図書館(16mmフィルム所蔵) |
| WEB | 企画展「コマ撮りってなに?展~ストップモーション・アニメーションの秘密~」 |
| お問い合せ | 048-265-2591(彩の国ビジュアルプラザ/平日9:30~17:30) |