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一般財団法人シグマ財団(以下:Sigma Foundation)は、同財団による三冊目となる写真集「Trevor Key」の刊行を発表する。発売は8月頃を予定しており、日程の詳細および価格は追って告知される予定だ。

写真家トレヴァー・キー(Trevor Key)の新たな作品集である本作は、1972年から1995年までの20年以上にわたる彼の制作プロセスと先見性を讃える初の試みだ。キー氏の写真が体現する、プロト・デジタルの実践的で「写真の魔法」ともいえる表現手法をタイムリーに思い起こさせる本作は、イメージ・メイキングの未来へ宛てた、色褪せることのない視覚的なラブレターと言える。

キー氏は、自身のクリエイティブな旅路において、アートディレクターのジェイミー・リード氏、デヴィッド・ジェームス氏、そしてピーター・サヴィル氏といった、自身と同じように厳格なコンセプト思考を持つ同志たちをパートナーに選んだ。彼らとともに、想像を膨らませ、視覚的な課題を解決し、クリエイティブなリスクに挑み続けたのである。

本作の視覚的な核心をなすのは、キー氏とサヴィル氏による実験的な共同制作だ。それは、従来のクライアントワークの枠組みを超えてイメージ・メイキングを再考し、真に独立した思索的なクリエイティブの流れを生み出すという、二人が分かち合っていたパーソナルな探求へと注ぎ込まれた。本書に収録されている、キー氏の共同制作者であり著名なアートディレクターであるサヴィル氏と、ライター兼キュレーターのシャーロット・コットン氏との対談の中で、サヴィル氏は、彼とキーがともに創り出した視覚文化の背景や実践、そしてドラスティックな変革について、詳細かつ深く個人的な回想を語っている。

1980年代半ば、キー氏はアナログ暗室の常識を覆し、1987年当時と変わらず今日でもなお現代的であり続ける、鮮やかで抽象的なイメージを生み出した。それは、人間的なスケールで行われる共同制作のプロセスが持つ自由の普遍的な道標であり、いまという時代のビジュアルを創り出すためのロードマップでもある。

「Trevor Key」仕様

  • 出版社:Sigma Foundation
  • 刊行:2026年7月
  • 発行部数:1,500部
  • 写真家:Trevor Key
  • エッセイ:Charlotte Cotton
  • インタビュー:Peter Saville, Charlotte Cotton
  • 編集・構成:Björn Kusoffsky
  • デザイン:Stockholm Design Lab
  • エグゼクティブプロデューサー:Stockholm Design Lab
  • 協力:Peter Saville
  • 頁数:244
  • 印刷:八紘美術
  • ISBN:978-4-911681-02-2
  • サイズ:213×285×24.5mm