ソニーマーケティング株式会社と、株式会社昭文社ホールディングス、日本電気株式会社は、音声AR(拡張現実)技術を基盤とし、観光DX、防災、教育の各分野における地域活性化と社会課題の解決を目的とした共創組織として、「音声ARコンソーシアム」を発足する。同コンソーシアムは、参画各社の多様な専門性を結集し、聴覚を起点とした新しい体験を次世代の社会インフラとして確立することを目指すという。
コンソーシアム設立の背景とビジョン
スマートフォンの普及やウェアラブルデバイスの進化に伴い、現実世界にデジタル情報を重ね合わせるAR技術は急速に発展している。その中でも音声から情報を取得できる音声ARは、観光地での多言語ガイダンスやアトラクション施設での音声ガイドなど、エンターテインメント分野を中心にその活用が広がっている。
同コンソーシアムは、この音声ARをエンターテインメント分野での活用を超え「音の力で、地域と未来をつなぐ」ための社会基盤として定着させることを目指す。観光地での深い歴史体験、災害時における新たな情報伝達、教育現場での探求学習といった多角的なアプローチで音声ARの発展と定着を推進していくとしている。
主な活動領域と社会的価値
観光業の活性化と観光DXの推進
多言語対応の音声ガイドやエンターテインメント性の高いコンテンツを通じて、観光地の魅力を再発見する機会を提供する。あわせて、オーバーツーリズムの緩和や地域の活性化を支援する取り組みも実施する。音声ARは位置情報に応じた音声コンテンツを提供する技術だ。適切な形式で匿名化した位置データを活用することで人流の可視化が可能となり、来訪者の回遊促進や、混雑緩和のための対策の検討などに活用できる。
防災・減災における活用
体験型の避難訓練コンテンツの提供や多言語対応により、防災や減災に貢献することを目指す。
教育分野での次世代人材育成
地域の歴史や文化を音声コンテンツ化する「探求学習」のカリキュラムを提供するなど、学生が自ら地域コンテンツを制作するプロセスを提供する。探求学習を通じて、地域に対する理解の向上や、デジタルリテラシーの向上を目指す。
その他の活動予定
- 研究開発:音声AR技術の高度化および人流解析の精度向上
- 社会実装の横展開:国内外の自治体・団体と連携した成功事例の共有
- 公式イベント:音声ARサミット(年1回)や音声ARアウォードの開催
各社概要
幹事企業
- 株式会社昭文社ホールディングス
- ソニーマーケティング株式会社
- 日本電気株式会社
参画企業・団体
- 株式会社キャリタス
- 株式会社サービスマーケティング
- 一般社団法人ツーリストシップ
- 国際工科専門職大学
- ミクル株式会社
- 日本忍者協議会
- 株式会社ima
- 株式会社JTB
- NTT西日本株式会社 VOICENCEカンパニー