Krotosは、Adobe Premiere Pro向けに提供している「Video to Sound」プラグインを、Blackmagic DesignのDaVinci Resolve Studio向けにもリリースした。今回の統合により、編集者はKrotosが提供するプロ仕様の録音済み効果音ライブラリを活用し、同期済み効果音トラックの初期案を迅速に作成できるようになる。同社のAIを活用したワークフローが、業界で広く利用されている編集プラットフォームの一つであるDaVinci Resolve Studioに対応した。

Krotosの創業者兼CEOであるオルフェアス・ボテアス氏は、次のようにコメントしている。

ボテアス氏:Video to Soundは、専任の音響チームがいない場合でも、あるいはポストプロダクションの後半でプロジェクトを音響チームに引き継ぐ場合でも、編集者に確かな出発点を提供するように設計されています。

これにより、クリエイティブプロセスにおいてより早い段階から質の高い音を取り入れつつ、最終的な仕上がりは音響の専門家が管理できるようになります。

Video to Soundは、サウンドデザインを自動化するのではなく、編集者が数分で同期済み効果音トラックの初稿を作成できるよう支援すると同時に、配置されたすべての効果音を編集可能な状態に保つという。

編集者は、この初期のサウンドトラックを微調整、差し替え、または拡張することができ、効果音トラックを一から構築するのではなく、各シーンを自由に形作り、カスタマイズすることが可能になる。

編集者はタイムライン上のセクションを選択し、追加する効果音の種類を指定すると、Video to Soundがシーンを分析し、Krotosのロイヤリティフリーライブラリから映像に同期した効果音をタイムラインに直接配置する。リリース時点では、このプラグインはアンビエンス、ウーシュ、トランジション、ライザー、インパクト、衣擦れ音をサポートしており、足音やスポットエフェクトについては、今後のアップデートで既存のサブスクリプション向けに追加される予定だ。

Video to Soundは、AIを映像の分析と、Krotosのロイヤリティフリーライブラリに収録されたプロ仕様の効果音とのシーンマッチングにのみ使用している。タイムラインに配置されるすべての音は、Krotosのロイヤリティフリーライブラリに収録された実際の音源であり、Krotosのサウンドデザイナーによって収録されたもの、または適切な使用許諾を取得したものだ。同プラグインはAIによって効果音を生成するのではなく、実録音ライブラリから最適な音源を選択して配置する仕組みを採用している。これにより、編集者は実録音ならではのリアリティとニュアンスを保ちながら、作業をより迅速に開始できる。なお、Krotosはユーザーの映像データを用いてAIモデルを学習させることはない。

利用条件

DaVinci Resolve用Video to Soundを利用するには、Blackmagic Designの有償版「DaVinci Resolve Studio」とKrotos Studioアカウントが必要だ。DaVinci Resolveの無料版ではワークフロー統合はサポートされていない。DaVinci Resolveとの統合機能はKrotos Studioのインストーラーに含まれており、インストール時に有効化できる。Video to Soundは無料で試用でき、「Krotos Studio」「Krotos Studio Pro」「Krotos Studio Max」の各サブスクリプションで利用可能だ。