Beam Dynamicsは、2026年9月11日~14日にオランダ・アムステルダムのRAI Amsterdamで開催される「IBC2026」に出展する。Hall 14のFuture Tech Ignite、ブース14.FT29に出展し、現在ベータ段階の新モジュール「License Intelligence」を紹介する。
License Intelligenceは、ソフトウェアライセンス、サポート契約、更新情報などを一元的に管理するためのモジュール。放送、ライブプロダクション、プロフェッショナルAV分野におけるソフトウェア中心のインフラ管理を支援する。
ソフトウェアライセンスや契約更新を一元管理
放送・AVインフラのソフトウェア化が進むなか、企業や組織では、複数のシステムや拠点にまたがるサブスクリプション、サポート契約、製品エンタイトルメントなどの管理が求められている。
こうした情報は、ベンダーのポータル、スプレッドシート、サプライヤー、社内の各部門などに分散することがあり、それぞれの契約が何を対象としているのか、更新の責任者は誰なのか、契約が失効した場合にどの程度のコストが発生するのかを把握しにくいという課題がある。
Beam DynamicsのCEO兼共同創業者であるデビッド・カシツキ氏は、次のようにコメントしている。
カシツキ氏:サポート契約や更新日の見落としは、回避可能なコストの中でも特に大きなものの一つだという声をよく耳にします。責任の所在が分散し、情報がさまざまな場所に存在することで、更新日が見落とされてしまいます。更新を年1回または2回にまとめている組織であっても見落としが発生する可能性があり、サポート対象外の期間や、遡及してサポートを受けるためのコストが発生することがあります。
License Intelligenceでは、各種契約情報を一元管理する。契約に関する日付、コスト、担当者、サプライヤー、拠点などを追跡できるほか、更新前のアラートを設定し、それぞれの契約を対象となる機材やシステムに直接関連付けられる。
これにより、支出の事前計画、複数拠点にまたがる契約更新の統合、コスト比較、対応が必要な契約の特定などが可能になる。
ソフトウェアバージョンや脆弱性も追跡
License Intelligenceは、ソフトウェアのバージョン、セキュリティパッチ、既知の脆弱性も追跡する。
これらの情報を関連する機材やシステムと紐付けることで、影響を受ける可能性のあるシステムや対応が必要な箇所を把握可能。契約更新やアップデートの見落としが、より広範な運用リスクにどのようにつながる可能性があるかも確認できるという。
Asset Intelligenceと組み合わせて機材ライフサイクルを管理
Beam Dynamicsは、機材を管理する「Asset Intelligence」も展開している。同機能では、ファームウェア、保証、製品ライフサイクル、メーカー情報などに加え、機材の所在地追跡、スケジューリング、チケット管理などを統合する。
ユーザーは機材の現在位置や移動先を確認できるほか、番組、拠点、クルー単位でのスケジュール管理や、対象機材と担当者に紐付けた障害管理が可能となる。
エンジニアリング、オペレーション、調達、財務などの各部門が共通の情報を参照することで、不要な支出の削減、メンテナンスや機材更新の計画、既存設備の効率的な活用につなげるとしている。
カシツキ氏:チームが求めているのは、一つの画面で全体を把握できること、責任の所在が明確であること、そして更新費用がまだ予算内に収まる段階で対応できるだけの余裕です。Asset IntelligenceとLicense Intelligenceを組み合わせることで、問題が起きてから費用を支払うのではなく、問題そのものを防ぐことができます。何を更新する必要があるのか、何を統合できるのか、何を置き換えるべきなのか、どこで支出が無駄になっているのかを把握できます。それにより、初日から状況に応じて行動し、次に向けたより良い意思決定が可能になります。
Beam DynamicsはIBC2026の開催期間中、Hall 14のブース14.FT29で「Beam Asset and License Intelligence Platform」のデモンストレーションを実施する。