SmallRigは、1/4"-20ネジ穴と着脱式Vマウントプレートによる機材への取り付けに対応したモバイルバッテリー「Nano36」「Nano72」を発売した。希望小売価格は以下の通り。
- Nano36:税込10,590円
- Nano72:税込14,390円
日常的なガジェットの充電から撮影機材への給電までを想定し、容量と最大出力の異なる2モデルをラインアップする。
主な仕様
| Nano36 | Nano72 | |
| 容量 | 10,000mAh | 20,000mAh |
| 最大出力 | 45W | 100W |
| フル充電時間 | 約1時間47分 | 約1時間22分 |
| 重量 | 約300g | 約500g |
| 主な用途 | スマートフォン、ジンバル、イヤホンなどの日常的な充電 | ノートPCへの給電、3台同時充電など高出力を必要とする運用 |
共通仕様として、1/4"-20ネジ穴、着脱式Vマウントプレート、TFTカラーディスプレイ、巻き取り式USB-Cケーブル、3ポート同時給電、21700バッテリーセル、TPUコーティング、耐候性シリコンカバーを採用する。保証期間は2年間。いずれも100Wh未満だ。
製品特徴
カメラ機材のように「マウントできる」モバイルバッテリー
Nano36 / Nano72最大の特徴は、モバイルバッテリーでありながら撮影機材と同じ感覚でリグに組み込める点だ。1/4"-20ネジ穴を利用してカメラケージなどへ取り付けられるほか、着脱式Vマウントプレートを使用したVマウント環境への組み込みにも対応する。ライトスタンドにクランプで固定して照明へ給電したり、バックパック用クランプに取り付けて移動しながら給電したりと、現場のセットアップに合わせて柔軟に運用できる。
バッテリー状態をリアルタイムに確認できるTFTカラーディスプレイを搭載する。巻き取り式USB-Cケーブルは収納時の絡まりを抑え、ケーブルを本体へすっきり収められる。SmallRig Japanの案内ではケーブル長は67cm(26.4インチ)で、16,000回以上の伸縮テストをクリアしている。最大3ポートの同時給電にも対応し、複数のデバイスを同時に充電できる。
容量・出力で選べる2ラインアップ
〈Nano36〉
Nano36は10,000mAh、最大45W出力のコンパクトモデルで、約1時間47分でのフル充電に対応する。約300gのコンパクトなボディで、スマートフォンやジンバル、イヤホンなど日常的な機材の充電に向いている。Sony NP-FZ100を約1.45回、iPhone 17 Proを約1.6回、AirPodsを約13.5回、DJI Action 4を約3.7回充電できる(SmallRigラボ調べ。実際の性能は使用機器や環境により異なる)。
〈Nano72〉
Nano72は20,000mAh、最大100W出力の大容量モデルで、約1時間22分でのフル充電に対応する。重量は約500gで、ノートPCへの給電や3台同時充電など、長時間の撮影や高出力を必要とする運用を想定する。Sony NP-FZ100を約3.5回、iPhone 17 Proを約3.36回、iPad Pro(12.9インチ)を約2.37回、AirPodsを約27.4回、DJI Action 4を約7.6回充電できる(SmallRigラボ調べ。実際の性能は使用機器や環境により異なる)。
いずれも100Wh未満で、SmallRigは航空機への持ち込みに対応すると案内している。出張やロケ撮影など、移動を伴う運用も想定した仕様だ。実際の持ち込み条件は航空会社や国・地域の規定を確認する必要がある。
21700セルと保護機能を搭載
両モデルとも21700バッテリーセルを採用し、スマート温度制御によって過熱を抑える。複数デバイスへの同時給電時は合計最大5V/4A出力となり、5Vを超えるPD/QC高電圧急速充電を利用する場合は1ポート接続が必要だ。ダミーバッテリーやモニターなど、高電圧を必要とする機器の同時接続は推奨されていない。
本体にはTPUコーティングを施し、グリップ性と落下時の保護に配慮した。主要なポートは耐候性シリコンカバーで保護し、撮影現場での使用を想定した耐久設計を採用する。保証期間は2年間だ。
想定される活用シーン
- ジンバルリグへの組み込み
- 三脚を使用した固定撮影
- ミラーレスカメラのハンドヘルドリグ
- ライブ配信
- バックパックマウントリグでの移動撮影
- スタンドに取り付けた照明への給電