swXtch.ioは、2026年9月11日から14日までアムステルダムのRAIで開催されるIBC2026で、ライブメディアワークフローの背後にあるインフラストラクチャやネットワークの複雑さを解消するために設計された、AIベースの放送エンジニア「abbe」を世界初公開する。

abbeにより、オペレーターはメディアルーティングやインターフェースのワークフローにおいて、ネットワーク、クラウドインフラ、コンピューティングリソース、AIソフトウェアの設定を行う必要がなくなるという。abbeは、望ましい結果に関する会話形式の説明を受け取り、ワークフローを実行するために必要なインフラ、ネットワーク、ソフトウェアを、パフォーマンス要件を満たしつつ最も経済的な方法で展開するとしている。

abbeはクラウドに依存しないオーケストレーション層であり、Microsoft Azure、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)、Amazon Web Services(AWS)を含むあらゆるプロバイダーにわたり、ライブメディアおよびAIワークフローを展開することができる。ワークロードは、コストやレイテンシーの最適化を含むユーザーの要件に基づいて配置されるため、オペレーターはクラウド環境ごとに異なるソリューションを設計する必要がない。

IBCで初公開される機能は、ライブメディアチームが大きな運用上の複雑さに直面している2つの領域、すなわちライブメディアの伝送管理と、本番ワークフローへのAI導入に焦点を当てている。

ライブメディアのネットワーク配信において、abbeはSRTの管理・制御機能を提供し、オペレーターが基盤となるインフラを手動で設定することなく、ストリームの取り込み、監視、および世界規模での配信を可能にする。abbeは、ライブメディアの転送先や転送方法に関する意思決定を自動化するように設計されており、オペレーターが信頼性が高く高品質なフィードを維持できるよう支援すると同時に、変化するネットワーク状況に対応するために従来必要とされていた手動による介入を削減する。

AIワークフローに関しては、abbeはNVIDIAのモデルやその他の厳選されたパートナー企業を活用したライブ音声処理ワークフローを実演する。オペレーターが望む結果を指定するだけで、abbeが音声処理のユースケースに必要なクラウドインフラ、ネットワーク、セキュリティ、およびソフトウェアを自動的に構築する。

abbeの将来性は、IBCで展示される初期バージョンよりもはるかに広範だという。abbeの真価は、AIモデルをライブワークフロー内の交換可能なコンポーネントとして扱う能力にあるとしている。オペレーターは、さまざまなモデルを選択・テストし、モデルを連結し、パフォーマンスを比較し、あるモデルから別のモデルへ簡単かつ迅速に切り替えることができる。abbeは、オペレーターが達成したい目標と、その達成に必要な、ますます複雑化するインフラ、ネットワーク、および知識とを分離する。

NVIDIAのモデルは、abbeの初期のリアルタイムAI機能の基盤となっており、swXtch.aioはすでに、NVIDIAのAIモデルや機能の追加に対応し、abbeのサポート範囲を徐々に拡大している。

swXtch.ioのCEOであるブレント・イェーツ氏は、次のようにコメントしている。

イェーツ氏:AIモデルの性能は飛躍的に向上していますが、それらを本番環境に導入するには、ネットワーク、クラウドインフラ、AIソフトウェアの各分野にわたる専門知識が依然として必要です。

abbeは、そうした複雑さを解消するために設計されています。ユーザーが達成したいことを説明するだけで、abbeがそれを実現するために必要なすべてを自動的に構築します。また、ワークフローが特定のモデルに縛られないため、技術の変化に合わせて容易に最適化することができます。abbeは、ライブメディアにおけるAIをシンプルにします。

abbeはIBC2026で世界初公開され、Microsoft社ブース(14.A70)にてライブデモが行われる。また、Oracle社ブース(5.A21)でもabbeを紹介するプレゼンテーションが行われる。

さらにabbeのAIワークフローを支えるNVIDIAのテクノロジーは、swXtch.ioのIBC関連活動の一環として、NVIDIA社ブース(1.BS5)で紹介される。

swXtch.ioは、IBC2026の会期中、ミーティングルーム(5.MR13)にてミーティングを開催する。