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リーダー電子株式会社は、ハンドヘルド型の信号発生・解析・モニタリング機器の新製品「Sx2」および「Sx2E」を発表した。

Sx2シリーズは、これまで多くの現場で活用されてきたPHABRIX Sxシリーズをベースに、12G-SDI、4K/UHD、HDRなど、現在の映像制作・放送ワークフローに対応するため、処理性能、機能、操作性をさらに進化させた新しいハンドヘルド型テスト&メジャメント機器だ。

2026年9月11日からオランダ・アムステルダムで開催されている「IBC 2026」のLeader Electronics of Europeブース(10.C01)で展示している。

Sx2シリーズには、12G-SDIおよび4K/UHDの信号発生・解析・モニタリングに対応する標準モデル「Sx2」と、高度な物理層解析機能を加えた上位モデル「Sx2E」の2モデルをラインアップ。LeaderとPHABRIXが培ってきたテスト&メジャメント技術を活かし、製造、制作、ポストプロダクション、放送設備など、幅広い現場における信号品質の確認をサポートする。

主な特長

12G-SDI / 4K UHDに対応

Sx2、Sx2Eともに12G-SDIおよび4K/UHDに対応している。12G-SDIへの対応により、高解像度化・広帯域化が進む映像ワークフローに対応。4K/UHD信号を1本の同軸ケーブルで解析できるため、システム構成をシンプルに保ちながら、信号品質を迅速に確認できる。UHDの普及に伴い12G-SDIモニタリングのニーズが高まる放送・映像制作の現場での活用を想定している。

タッチスクリーンとロータリーコントロールによる直感的な操作性

従来のSxシリーズで培ってきた操作性をさらに進化させ、新しいタッチスクリーンインターフェースを採用した。

レスポンスに優れたタッチスクリーンに加え、精密な操作が可能なロータリーコントロールを搭載し、使用環境や作業内容に応じた柔軟な操作を可能としている。

また、オーディオモニタリング用のスピーカーを内蔵したほか、画面レイアウトのカスタマイズにも対応。3~4種類の測定画面を表示するクアッドスプリット・テンプレートを最大8つまで作成でき、設定をプリセットとして保存・呼び出しできる。

長時間のフィールド作業を支えるバッテリー性能

フィールドでの長時間使用を想定し、バッテリー性能を強化するとともにUSB-C充電に対応した。

大容量の充電式バッテリーによって長時間の連続動作を実現するほか、バッテリー交換にも対応。バッテリー残量が低下した場合も交換できるため、測定作業の中断を最小限に抑えられる。

ロケーション撮影や中継車、放送設備など、フィールドでの継続的な測定作業に対応する。

充実したSDI解析・信号発生機能

SDI信号の詳細なモニタリングやトラブルシューティングに必要な解析・信号発生ツールを搭載している。

ANCステータスやペイロードの確認をはじめ、OP-47、CTA-608、CTA-708、CTA-708サービスに埋め込まれたCTA-608のクローズドキャプションをオンスクリーンでデコードできるほか、Ancillary Time Code(ATC)の表示にも対応している。

マルチチャンネルオーディオ解析

最大128チャンネルのエンベデッドSDIオーディオから選択した16チャンネルを同時にメータリングできる。また、AES×2、アナログ×2の入力メータリングに加え、Dolby E、Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby ED2の検出にも対応する。

RTEによる高度な物理層解析(Sx2Eのみ)

上位モデルのSx2Eには、物理層解析ツールセットを標準搭載。12G/6G/3G/HD/SD-SDIの物理層におけるコミッショニング、テスト、開発を効率化する。

独自のRTE(Real-Time Eye)テクノロジーにより、SMPTE規格への適合に関する問題を迅速に検出可能だ。さらに、リアルタイムSDIジッターウィンドウでは、5つの周波数帯域を同時にモニタリングできるほか、ジッターヒストグラムやビデオトリガー機能にも対応している。

HDR解析・信号発生にも対応(オプション)

オプションの「SX2-HDR」ソフトウェアライセンスを追加することで、HDRに関する各種機能が利用可能になる。

信号発生をはじめ、Luma False Color Highlight / Heat Map、波形モニター、ベクトルスコープなどを搭載。BT.709、BT.2020、BT.2100 HLG、PQ、Sony S-Log3、SR Liveなどをサポートする。

なお、Sx2シリーズは従来のSxシリーズを置き換えるものではなく、Sxシリーズについても引き続き販売およびサポートを継続する。

Leader Electronics of Europe CEOである梶田浩至氏は、次のようにコメントしている。

梶田氏:放送・メディアおよび関連する製造分野において、12G-SDIや4K UHDの採用がますます進む中、エンジニアや技術者の皆様には、日々のワークフローの厳しい要求に応えられるテスト&メジャメント機器が必要とされています。

Sx2は、お客様の声を開発の中心に据えて生まれた製品です。従来のSxシリーズが実際の現場でどのように活用されているかを深く理解し、お客様から寄せられたご意見をもとに、真に必要とされる機能、性能、そして操作性の実現に注力いたしました。

これまで高い評価をいただいてきたSxシリーズの技術とノウハウを受け継ぎながら、変化し続けるワークフローの中でも、お客様が確かな自信を持って作業できる信頼のツールを提供すること――それがSx2の目指すところです。