Appleは、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxを発表した。ブラック、シルバー、グレイシャー、バーガンディの4色を展開する。予約注文は9月12日(土)21時から、販売は9月18日(金)から開始する。販売価格はiPhone 18 Proが税込219,800円から、iPhone 18 Pro Maxは税込239,800円から。
新しい48MP Fusionメインカメラは可変絞りに対応し、被写界深度や取り込む光量を撮影意図に応じて調整できる。また、新しいプロレベルのコントロールにより、カメラアプリ上で絞り値やシャッタースピード、ホワイトバランスなどを手動で設定できる。
両モデルは小型化したDynamic Islandを搭載するほか、A20 Proチップと次世代ベイパーチャンバーを採用。Appleによれば、持続性能は前世代比で最大40%向上したという。Appleシリコンの高効率化とバッテリー容量の拡大により、iPhone 18 Pro MaxではeSIMのみのモデルで最大45時間のビデオ再生に対応する。
iOS 27とApple Intelligenceにも対応し、Siri AIは9月15日からベータ版として提供される。当初は英語に対応し、日本語対応は10月を予定している。
Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるグレッグ・ジョズウィアック氏は、次のようにコメントしている。
ジョズウィアック氏:iPhone 18 Proは、ユーザーが最も大切にしている領域、すなわちカメラ、パフォーマンス、バッテリー、そしてインテリジェンスにおいて進化を実現しました。これらの領域において単なる改良を超えた飛躍的な進化を遂げ、私たちがこれまでに作った中で最高のProのiPhoneを生み出しました。
iPhone 18 Proは、可変絞りを使って誰もが美しい写真やビデオを簡単に撮影できるようにしながら、クリエイター向けのさらなる汎用性とプロ向けのより多くのコントロールを提供します。大きく進化したフォトグラフスタイルとパワフルなビデオ機能とを組み合わせることで、iPhone 18 Proは、ユーザーが自分らしさを表現するまったく新しい方法を可能にします。
可変絞りに対応した48MP Fusionメインカメラ
新しい48MP Fusionメインカメラは、iPhoneとして初めて可変絞りに対応した。絞り値はƒ/1.48、ƒ/1.8、ƒ/2.8、ƒ/4.0の4段階から選択でき、撮影シーンに応じて被写界深度や取り込む光量を調整できる。
レーザーカット加工された6枚の絞り羽根を採用し、異なる絞り値へ切り替えることで被写界深度と取り込む光量を調整する。新しいセンサーと組み合わせることで、低照度環境やグループ撮影など、撮影条件に応じた画作りに対応する。
可変絞りはカメラアプリから手動で調整できる。また、デベロッパ向けにAPIも提供され、対応アプリから絞りをより細かく制御できる。
新しいコンピュテーショナル画像パイプラインを採用し、メインカメラでより精細な写真撮影に対応する。フォトグラフスタイルには新たに質感とグレインのコントロールを追加し、色や肌の質感などを細かく調整できる。
背面には48MP Fusionメインカメラのほか、48MP Fusion超広角カメラと48MP Fusion望遠カメラを搭載する。望遠カメラは100mm相当の4倍望遠に対応し、200mm相当の8倍光学品質ズームも利用できる。
ビデオ撮影では、最大60fpsで撮影した映像に撮影後からシネマティックエフェクトを適用できる。タイムラプスでは4K Dolby Vision HDRに対応するほか、オーディオミックスには音楽の分離に対応した新しいアルゴリズムを採用する。
新しいプロレベルのコントロールでは、よく使う撮影設定へアクセスしやすくなり、絞り値、シャッタースピード、ホワイトバランスなどを手動で調整できる。ヒストグラムを使用した露出確認にも対応する。
Appleリファレンス画像に対応
iPhone 18 Proモデルでは、撮影した写真が撮影時の状態から編集されているかを確認するための「Appleリファレンス画像」に対応する。メインカメラに搭載された新しいセンサーは、撮影時に各ピクセルへ署名を付与できる。リファレンスモードで撮影すると署名付きセンサーデータを取得し、Appleによれば、プライベートクラウドコンピューティングを利用して改ざん不可能なリファレンス画像を生成するという。
リファレンス画像は、デジタルネガのように写真アプリでメイン画像と並べて表示でき、2つの画像を視覚的に比較することで編集の有無を確認できる。iOS、iPadOS、macOS 27ではAPIも提供され、他社製アプリからリファレンス画像を表示できる。
画像メタデータや、今後予定されているSynthIDへの対応も、AIで生成または編集された画像の識別を支援する。Appleは、これらの機能を組み合わせることで、画像の真正性を確認するための複数の手段を提供するとしている。
Dynamic Islandを小型化
新しいディスプレイ技術によってDynamic Islandを小型化し、周辺により多くの情報を表示できるようになった。最大3つのライブアクティビティを同時に表示でき、Face IDによるロック解除、購入の承認、アプリへのサインインなどにも引き続き対応する。
A20 Proを搭載
A20 Proは2nmプロセスで製造され、6コアCPU、7コアGPU、デュアル16コアNeural Engineを搭載する。A19 Proと比べてメモリ帯域幅は50%向上しており、CPUにはNeural Acceleratorsを統合する。
7コアGPUはA19 Proより最大40%高速化した。さらに、オンデバイスAIモデルやコンピュテーショナルフォトグラフィーを処理するデュアル16コアNeural Engineを搭載し、合計32コアによってA19 Pro比で2倍のAI処理能力を実現するという。
A20 Proは、オンデバイスAI処理やゲームなど、高負荷なワークロードへの対応を強化している。
両モデルはApple設計のワイヤレスネットワークチップ「N1」を搭載し、Wi-Fi 7、Bluetooth 6、Threadに対応する。また、次世代モバイル通信モデムシステム「C2」を採用。Appleによれば、C1Xと比べて15%少ない消費エネルギーで、より高速なアップロードを実現するという。
新しい熱管理システム
A20 Proでは、シリコンダイとメモリを並べて配置する、MシリーズのAppleシリコンから着想を得た新しいパッケージングを採用した。メモリをチップの放熱経路から分離することで、A20 Proを次世代のベイパーチャンバーへ直接接合できる構造としている。
ベイパーチャンバーは新しい素材を採用し、iPhone 17 Proと比べて表面積を3倍に拡大。Appleによれば、持続性能は前世代比で最大40%向上したという。
バッテリー駆動時間を延長
iPhone 18 Proシリーズでは、Appleシリコンの電力効率と新しいバッテリーデザインによってバッテリー駆動時間を延長した。
eSIMのみのモデルでは、iPhone 18 Proで最大36時間、iPhone 18 Pro Maxで最大45時間のビデオ再生に対応する。また、iPhone 18 Proは有線充電で約15分、ワイヤレス充電では約30分で最大50%まで充電できる。
iPhone 18 Pro Maxでは、5分間の有線充電で約7時間のビデオ再生が可能。Appleが実際の使用状況データをもとに算出した新しいバッテリー使用モデルでは、フル充電で最大30時間使用できるという。
Apple IntelligenceとSiri AIを備えたiOS 27
iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro MaxはiOS 27を搭載し、Apple Intelligenceに対応する。Siri AIは9月15日からベータ版として提供され、当初は英語に対応。日本語対応は10月を予定する。
Siri AIは、パーソナルコンテクストを活用し、メッセージ、Eメール、写真などからユーザーが必要とする情報を探す機能や、オンスクリーン認識を利用して画面上のコンテンツに関連する操作を実行する機能を備える。幅広いトピックに関する質問にも対応する。
カメラアプリのSiriモードでは、カメラに映っている対象について情報を取得したり、関連するアクションを実行したりできる。また、Siriを使った文章作成にも対応する。
写真アプリでは、撮影後に空間リフレーム、拡張、アップグレードされたクリーンアップを利用して構図を調整できる。
Image Playgroundは写真のようなリアルな画像の生成に対応する。Safariの「通知を受け取る」機能では、製品の再入荷や値下げなど、ウェブページ上の変更を確認してユーザーへ通知する。
Apple Intelligenceはオンデバイス処理とプライベートクラウドコンピューティングを組み合わせて動作する。
iOS 27では、ソフトウェアデザインの改良やLiquid Glassのカスタマイズ機能も追加される。
保護者向けの管理機能も強化され、子どもが閲覧できるコンテンツや連絡相手、利用できる時間帯などをより柔軟に管理できる。また、「iPhoneのHandoff」を導入し、対応する通信事業者では、同じ電話番号を利用する2台のiPhoneを切り替えて使用できる。
eSIMによる接続
日本で販売されるiPhone 18 ProとiPhone 18 Pro MaxはeSIMのみ対応する。eSIMはau(KDDI)、NTTドコモ、ソフトバンクなどを含む、世界中の500を超える通信事業者に対応する。
iOS 27では「iPhoneのHandoff」にも対応し、対応する通信事業者では、同じ電話番号を利用する2台のiPhoneモデルを切り替えて使用できる。
新しいアクセサリ
iPhone 18 Proモデル向けに、新しいシリコーンケース、テックウーブンケース、クロスボディストラップ、ファインウーブンウォレットを用意する。
クリアケースは新しいデザインを採用し、クロスボディストラップとリストストラップにも対応する。リストストラップはiPhoneのほか、AirPods Pro 2、AirPods Pro 3にも装着できる。
リストストラップは100%再生ポリエステルの糸で織られ、内部に柔軟なマグネットを備える。カラーはブラック、トープ、オリーブ、クリスプブルー、マゼンタ、バーガンディの6色。
iPhone 18 Proと環境
iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxは、Appleが掲げる2030年までのカーボンニュートラル達成目標を踏まえて設計されている。
両モデルは、バッテリーに100%再生コバルト、筐体に85%再生アルミニウムを使用するなど、全体の40%に再生素材を採用。製造では、サプライチェーン全体で風力や太陽光などの再生可能エネルギーを50%使用している。紙のパッケージにはファイバー素材を100%使用する。