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Vizrtは、同社のライブ制作ツール群の全面的な刷新を発表した。今回、新たに「TriCaster Vizion AI/R」、「3Play Vivid」、「TriCaster Prizm」といったソリューション、および「LivePanel Pro」機能が登場する。

今回の刷新では、没入型グラフィックスや仮想環境の構築、リプレイおよびスローモーション、ライブ制作のコントロール機能などを強化したポートフォリオを展開する。

「TriCaster Vizion AI/R」は、リアルタイムのAIキーイングと拡張現実(AR)グラフィックスを組み合わせ、TriCaster Vizion向けの統合サブスクリプションアドオンとして提供される。これにより、複雑な構築や専門知識を必要とせず、没入型ビジュアル要素や仮想環境の作成が可能となる。

既存のセットアップを活用しながら、没入型ビジュアルや仮想環境を制作できるため、制作規模に応じて柔軟に導入できるとしている。

Vizrtのテクノロジー・プラットフォーム&アーキテクチャ担当VPであるライアン・ハンスバーガー氏は、次のようにコメントしている。

ハンスバーガー氏:技術の進化に伴い、ライブ制作の旅を始め、拡張することはよりシンプルになるべきであり、スキルが向上するにつれてツールもクリエイターを支え続ける必要があります。刷新されたライブ制作ポートフォリオは、お客様からのフィードバックの直接的な成果であり、複雑さを排除して成長を望むチームに最適なツールを提供します。

次世代のTriCasterファミリー

実際の制作ニーズに合わせてラインナップが刷新されたTriCasterは、ユーザーが用途や制作規模に応じて適したシステムを選択できるよう構成されている。

  • TriCaster Mini:ライブ制作の入門向けモデル。一部のノートパソコンを含む複数のハードウェアシステムに対応し、制作、学習、運用拡張に必要な基本機能を提供する。
  • TriCaster Prizm:プロレベルの機能を必要とする組織や中規模制作向けのスケーラブルなソリューション。学校放送、ライブイベント、企業広報、スポーツストリーミングなどを想定し、導入時から制作規模の拡張に対応できる。
  • TriCaster Vizion:制作チームに高い柔軟性とパフォーマンスを提供する上位モデル。オンプレミスまたはクラウドで利用でき、高度なライブ制作を必要とするチーム向けに設計されている。

TriCasterはNDIを統合しており、柔軟なIPワークフローやサードパーティ製品との連携、IPネイティブのネットワーク接続に対応する。

VizrtのCEO、ロヒット・ナガラジャン氏は次のようにコメントしている。

ナガラジャン氏:TriCasterはライブ制作を永遠に変えました。数千のチームがその上で成功を築いており、私たちの仕事はその基盤を止めることのないものにすることです。今日、私たちはチームがすでに知っており信頼しているシステムの中に、さらなるイノベーション、コントロール、可能性を届けています。

イノベーションのためのより強力なプラットフォームの構築

TriCaster PrizmとTriCaster Vizionは、新しい2RUハードウェアを採用し、オンボードオーディオやデュアル電源冗長化などの機能を備える。システムを統合することで、ミッションクリティカルな環境での単一障害点の低減を図るとともに、R&Dチームがワークフローに関わるソフトウェア開発へ注力できる構成としている。

ライブスポーツやイベント制作向けのインスタントリプレイソリューション「3Play」では、新たに「3Play Vivid」が登場する。3Play Vividは、これまでの3Playシリーズの主要機能を1つのシステムに統合し、オンプレミスまたはクラウドで10bit HDRによるリプレイとスローモーションに対応する。

中・上位クラスの制作スイッチャーには、新しい「LivePanel Pro」機能が追加される。ブラウザベースのインターフェースにより、スイッチング、オーディオ、メディア、自動化、カスタムマクロを一元的にコントロールできる。アップデートされたデザイナー、すぐに利用できるワークフロー、拡張された機能に加え、ワークフローを簡略化するウィジェットベースのシステムも追加された。

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IBC 2026のVizrtブース(Hall 10 / Stand A41)で新しいLivePanel Proを操作する様子

Vizrtは今回のポートフォリオ刷新により、現在の制作ニーズへの対応に加え、将来的な制作規模やワークフローの拡張にも対応していくとしている。