SmallRigは、映像・写真クリエイター向けの撮影アクセサリーとして、Potato Jet氏と共同開発した「TRIBEX PRO モノポッド」を発表した。現在予約を受け付けており、予約受付終了後に順次発送する。ラインナップと同社ウェブサイトでの販売価格は以下の通り。
- TRIBEX PRO モノポッド(スタンダードモデル):税込62,190円
- TRIBEX PRO モノポッド(ベーシックモデル):税込34,590円
- TRIBEX PRO モノポッド(フォトグラフィーモデル):税込74,290円
- TRIBEX PRO モノポッド(ビデオモデル):税込74,290円
TRIBEX三脚シリーズで培った技術と、撮影現場から得たフィードバックをもとに開発され、SmallRig独自のX-CLUTCH油圧技術を搭載する。用途に応じて、ミニポッドベースやクイックリリースシステム、ボールヘッド、フルードヘッドなどを組み合わせた4モデルを展開し、ウェディング、旅行、スポーツ、ショートドラマなどの撮影を想定している。
撮影現場での速さと安定性を追求
TRIBEX PRO モノポッドは、撮影時の機動性と操作性を重視して設計されている。最大の特徴は、進化したX-CLUTCHテクノロジーだという。
ハンドルを握ることで3段のカーボンファイバー製脚部を展開し、手を離すと自動的にロックする。従来のツイストロック式やフリップロック式のように脚部を一段ずつ操作する必要がなく、撮影中の高さ変更を素早く行える。
また、ベーシックモデルを除く3モデルには、ヘッドやミニポッドベースを素早く着脱できるクイックリリースシステムを採用した。セットアップやカメラポジションの変更など、迅速な対応が求められる撮影を支援する。
X-CLUTCH油圧技術をアップデート
新世代の油圧式外部圧縮ロックを採用し、外装素材の強化と接触面積の拡大を図った。同社によると、従来世代のX-CLUTCH技術と比較して、安定性を50%、耐荷重性能を30%向上したという。
SmallRigのラボテストでは、20,000回以上の伸縮・ロックテストを実施。25kgの荷重下でもスムーズな操作性を維持し、ジャミングを抑えた耐久性を確認したとしている。
静かな撮影環境にも配慮した低ノイズ設計
SmallRig Labの試験によると、TRIBEX PRO モノポッドの操作音は27dBで、同社が比較対象とした一般的なメカニカル式モノポッドの77dBを下回ったという。ウェディングやドキュメンタリー、イベントなど、操作音への配慮が求められる撮影にも適した設計としている。
油圧ダンピングでスムーズな伸縮を実現
油圧ダンピングには、レーシンググレードのフルードを採用した。ミニポッドベースの装着時、非装着時を問わず、脚部の急激な伸縮を抑え、安定した操作感を提供するという。
ヘッドとベースを素早く着脱。足元でモード切り替え
ベーシックモデルを除く3モデルでは、クイックリリースシステムにより、ヘッドとミニポッドベースを約1秒で着脱できる。
また、ミニポッドベース搭載モデルでは、足元のペダル操作によって360°パンモードと固定モードを切り替えられる。撮影を中断してしゃがむことなく、動く被写体を追う撮影と固定ショットを切り替えられる設計だ。
ヘッドやミニポッドベースを着脱することで、ローアングル撮影や自立式のセットアップなど、撮影状況に応じた機材構成に対応する。
撮影機材に合わせたクイックリリース規格に対応
スタンダードモデルとフォトグラフィーモデルは、Arca-Swiss互換のクイックリリースシステムを採用し、対応するプレートやベースを使用した機材構成の切り替えに対応する。
ビデオモデルのフルードヘッドは、DJI RSシリーズおよびManfrotto 501PL互換プレートに対応する。
また、1/4″-20アンチツイストマウントポイントを2カ所搭載し、マジックアームやモニターなどのアクセサリーを取り付けられる。
モデルに応じた携帯性と作業高さ
ミニポッドベースとヘッドを搭載しないベーシックモデルは、収納長約66cm、作業高さ約66~147cm、質量約1.0kg。カーボンファイバー製の小型・軽量設計により、旅行やロケ撮影での携行にも配慮している。
フルードヘッドを搭載したビデオモデルは、収納長約89cm、作業高さ約90~170cm。立ち位置からの撮影など、撮影シーンに合わせて高さを調整できる。
ボールヘッドとフルードヘッドを用意
フォトグラフィーモデルに付属するボールヘッドは、最大12kgの耐荷重に対応し、7段階のダンピング調整機能を備える。
ビデオモデルのフルードヘッドは、最大6kgの積載に対応し、4kgの固定カウンターバランス機構を搭載する。一般的なサイズのフルードヘッドと比較して、約1/3のサイズを実現したという。モノポッド本体の耐荷重は最大25kgとしている。
バリエーション
TRIBEX PRO モノポッドは、用途に応じて4つのバリエーションを展開する。
| 製品名 | TRIBEX PRO モノポッド (スタンダードモデル) |
TRIBEX PRO モノポッド (ベーシックモデル) |
TRIBEX PRO モノポッド (フォトグラフィーモデル) |
TRIBEX PRO モノポッド (ビデオモデル) |
| 製品ID | 6283 | 6284 | 6285 | 6286 |
| X-CLUTCH油圧テクノロジー | ● | ● | ● | ● |
| クイックリリース式ミニポッドベース | ● | – | ● | ● |
| クイックリリースシステム | ● | – | ● | ● |
| ヘッド | – | – | ボールヘッド | フルードヘッド |
「One Clutch. Catch The Moment.」
SmallRig TRIBEX PRO モノポッドは、撮影現場で求められるスピード、安定性、機動性を一つのシステムにまとめることを目指して開発された。
Potato Jet氏との共同開発では、プロトタイプの段階から実際の撮影環境でテストと改良を重ね、約780日間にわたって開発したという。撮影者が撮りたい瞬間に集中できるモノポッドを追求している。